鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

串木野の青面金剛

2024-07-14 | 史跡

串木野の青面金剛を紹介します。

 

国道3号の須納瀬信号から東へ行き、線路を超えると道路脇に石造物があります。

 

正面より見る。

 

右は青面金剛です。病魔を撤退させる威力があるとされています。

 

手が3組あり、一つは前で手を合わせ、他は弓矢を持ち、玉を上にあげています。

顔は風化していますが、怒りの形相をするのが多いです。

 

左の地蔵。立派な台座に乗った座像です。

 

穏やかな表情の地蔵。

 

中央の石灯籠。

 

寛政七年(1795年)の文字が刻まれています。他の石造物も同年代でしょうか。

いずれも花が飾られ、大切にされているようです。

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戸崎漁港と戸崎鼻

2024-07-12 | 水辺の風景

いちき串木野市の戸崎漁港と戸崎鼻を紹介します。

 

高台から見た戸崎漁港です。

 

漁港に来ました。市来町漁協の港です。

 

左を望む。

 

浮桟橋。右奥が戸崎鼻です。

 

左には岩場が広がっています。向こうの崖のあるところが江口浜です。

 

展望台から戸崎鼻を望む。小さな入江になっています。

 

戸崎鼻に来ました。

 

右を見ると、礫と岩の海岸が広がっています。

 

入江の近景。コンクリートが貼られており、昔は舟揚場だったのでしょうか。

 

左には岩場が広がっています。

 

岩山の向こうが戸崎漁港です。

ここの北と南は穏やかな砂浜の吹上浜と吹上砂丘ですが、ここだけが荒々しい岩場の海岸です。

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笠ヶ野の田の神他

2024-07-10 | 田の神

田の神を3体紹介します。

 

日置市日吉町笠ヶ野にある田の神です。

 

二つの巨石の上に乗っています。こんな田の神は初めて見ました。

 

浮き彫りの田の神です。

 

顔は風化し、大きなメシゲを抱えています。

 

田んぼを見つめ、豊作を祈っています。

 

日置市吹上町の苙岡(おろおか)公民館の庭にある田の神です。

 

鍬を持っています。

 

右から見る。

 

表情が残っています。

 

ワラヅトを背負っています。

 

日置市吹上町下和田にある田の神です。

 

立派な台座に乗っています。

 

顔のアップ。シキの一部は欠けています。

 

石と本物のワラヅトを背負っています。

 

隣の石像。頭が欠けた田の神でしょうか。

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印口の滝と小水力発電所

2024-07-08 | 水辺の風景

前回の日置市吹上町永吉の梅天寺跡から、永吉川を上流へ行きます。

 

右岸の道路から見た印口(おしぐち)の滝です。

 

近景。河床に下りるのは難しいです。

 

以前撮影した滝ですが、水量が多い時は豪快に落ちます。

 

滝の右岸に石祠があります。

 

右岸から見た滝です。

 

上部。

 

滝つぼ。

 

右岸から取水している農業用水の水路です。

 

滝の上部です。

 

左岸に小水力発電所の取水口があります。

 

下流の小水力発電所、水永吉(みなきち)君です。数は少ないですが、このような小水力発電所が所々に見られます。

東郷の「小鷹水力発電所」を紹介しましたが、そこに比べて落差があるため、発電量も多いでしょう。

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梅天寺跡(島津家久墓)

2024-07-07 | 史跡

前回、島津四兄弟の父、貴久誕生の亀ヶ城跡を紹介しましたが、四男家久の墓がある梅天寺跡を紹介します。

 

日置市吹上町永吉の、永吉川左岸側にある梅天寺跡入口です。

 

案内板。

島津家久は、島津家第15代当主貴久の四男として、伊作城で生まれました。

 

梅天寺跡です。家久は永吉島津家初代領主となりました。

 

いろいろな碑が並んでいます。

島津四兄弟の中では、関ヶ原の戦いの島津の退き口や、秀吉の朝鮮出兵で知られる次男の義弘が有名ですが、家久はそれ以上に戦上手だったということです。

 

石祠と僧侶の墓。

豊臣政権に降伏した後、41歳で急死しました。死因はいろいろな説がありますが、病死とされています。

 

石灯籠。

 

島津家久の墓です。

永吉川対岸(右岸)に、家久の子豊久の墓がある天昌寺跡がありますが、そこに比べてここは規模が小さく、地味な印象です。

 

近くの古民家レストラン「R270ひおき」で昼食にしました。

 

日替わりランチは3種類から選べ、キスのフリッターランチを頼みました。

 

メインのキスのフリッターです。フリッターは洋風天ぷらですが、衣はふわふわと軟らかく、和風天ぷらとは違ったおいしさです。

これにコーヒーが付き900円はお得です。

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亀ヶ城跡(島津貴久誕生地)

2024-07-06 | 史跡

南さつま市金峰町の亀ヶ城(田布施城)跡を紹介します。

亀ヶ城は、島津家の分家の一つである相州(そうしゅう)家の居城でした。

 

階段を上がって行きます。

 

階段下の桁橋です。

 

横から見た桁橋。

 

階段を上がった所にクスノキの巨木があります。

 

根元から椿が生えています。

 

亀ヶ城跡です。亀ヶ城神社の境内になっています。

相州家3代島津忠良(日新公)は、1512年、伊作からこの城に移りました。忠良の長子貴久は、1514年この城で生まれました。

 

「大中公誕生之地」の碑。大中公は島津貴久のことです。貴久はその後、島津本家第15代当主になりました。

 

参道を進みます。左にクスノキの巨木があります。

 

両亀石です。

 

貴久を祀る亀ヶ城神社。

貴久の子供が、島津四兄弟(義久、義弘、歳久、家久)です。

 

神社の前のクスノキの巨木。

 

苔むした根元。

 

大きく枝を広げた上部。

次回は貴久の四男、家久の墓を紹介します。

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中郷上池下池

2024-07-04 | 水辺の風景

薩摩川内市の中郷上池下池を紹介します。どちらも江戸時代に造られた溜池です。

 

下流にある下池の堤です。この溜池が築かれたのは1666年です。

 

豊かな水を蓄えた下池。

 

左側を望む。

 

取水施設です。昔は尺八という穴のある樋を使用しており、穴を開くのは危険な作業だったそうです。

 

左岸の洪水吐です。

 

左岸下流の林です。

 

林の中に水神碑などがあります。

 

上流の上池の堤です。1699年に築かれました。

堤は長さ218m、高さ6m、上幅18m、下幅45mという大きなもので、大工事だったでしょう。桜の名所になっています。

 

下流側法面。

 

上池を望む。

 

左岸にある水神碑などです。

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都八幡神社

2024-07-03 | 史跡

薩摩川内市の都八幡神社を紹介します。南九州自動車道都インターの近くです。

 

木々に包まれた都八幡神社。右がクスノキです。

 

鳥居です。

 

参道右側のクスノキ。

 

根元。

 

上部。

 

鬱蒼とした参道を進みます。

 

参道左の木です。

 

赤い屋根の社殿は、屋根が壊れてブルーシートで覆われていました。

ここは、ニニギノミコトの寓居地と伝えられています。また鎌倉期の薩摩氏の城、都城跡で堀割もあるそうです。

 

 

本殿は中にあり、無事なようです。御祭神は応神天皇、仁徳天皇などそうそうたる人物です。

 

社殿の横に巨木の倒木があります。もしかして、これが倒れて屋根を破壊したのでしょうか。

 

社殿の前から参道を見る。

 

自宅の庭のカノコユリです。

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都の田の神他

2024-07-02 | 田の神

田の神を二つ紹介します。

 

薩摩川内市都の住宅地に田の神があります。

 

膝に手を乗せた座像です。

 

大きなシキを被り、微笑んでいます。

 

後ろ姿。本物のワラヅトを背負っています。

 

いちき串木野市大里にある﨑野の田の神です。

 

右手にメシゲ、左手にお椀を持っています。

 

あごひもを締め、表情が残っています。

 

後ろ姿。

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