■『ありがとうフォンジー イルカがえがおをくれた』(小学館)
大塚敦子/写真・文
『さよならエルマおばあさん』
『介助犬ターシャ』
上の2冊と同じシリーズ。イルカといっしょに泳ぐセラピーいいなあ!
イルカの眼を見れば、やさしい魂が宿っているのがよく分かる
【内容抜粋メモ】
アメリカ、フロリダ州にあるキーラーゴという町のイルカ研究センターに「アイランド・ドルフィン・ケア」(IDC)という施設がある。
そこでは、病気や障害をもつ子どもたちとイルカが遊んで、体や心を元気にするセラピーを行っている。
心臓が悪かったジョーは、手術により半身不随となったが、イルカと泳ぐことで元気をもらい、
病院のリハビリも頑張ったから2年後にはほとんど麻痺がなくなった。
母ディーナは、ほかの子どもたちにも同じケアをしたいと思って、IDCをつくった。
白血病で骨髄移植を受けたケイティ、脳に腫瘍ができて手術をしたニコルなどなど、今では世界中から子どもたちがやってくる。
病気の子どもがいる家族は、きょうだいも辛い思いをしている。
がんと闘う厳しい治療は、ときに育ちざかりの子どもの成長を遅らせる。
彼らはいつも「がんばって」と言われるけれど、ここでは頑張らなくてもいい。
思いきり遊んで、笑って、元気が出ればOK。イルカたちはそのままの子どもを受け入れてくれる。
【ディーナのあとがき抜粋メモ】
足にがんがあるアレンは、イルカと遊ぶことでリハビリも進んだが、16歳になる前に再発。
「イルカたちに出会わなかったら、ぼくの子ども時代は病気ばかりで、なんの楽しみもないまま終わるところだった」と言って、
遺言で貯金を全部IDCに寄付してくれた。ほかの病気の子どもたちがイルカと出会えるように。
家族にとっても、病気の子どものケアは大変で、どうやって遊んだらいいのか分からない。
IDCでは、同じような病気をもつほかの子どもたちに会え、みんなが平等に参加できるゲームで遊べる。
それが「自分は壊れている」と思っている子どもたちにとって、自分が受け入れられていると感じ、
新しいことに挑戦する動機づけになるのでしょう。
【大庭智佐子さんあとがき抜粋メモ】
娘の未来(みく)さんが逆子で難産だったために脳にダメージを受け、右半身麻痺になった。
IDCを知り、問い合わせると、ディーナさんから「英語ができなければ、セラピーの効果は期待できない」と言われ、
逆に信頼を感じ、娘とともに英語を学び、2年生の夏休みにフォンジーに会いに行った。
4年生の夏休みに2回目のセラピーを2週間受け、秋には3回目に行くことを楽しみにしている。
【大塚さんあとがき抜粋メモ】
フォンジーたちは、もとは研究目的で捕獲されたり、施設で保護されたイルカたちで、
数年前までは施設から海につながる運河への出口が開けてあっても出て行くイルカはいなかった。
運河を往来する船が増えて危険になったため、出口は閉鎖したが、イルカはとどまるほうを選んだと判断した。
ディーナさんは「また新たに野生のイルカをつかまえにいくようなことはいない。
このイルカたちの寿命がきたらIDCの活動も終わり。だから今の時間に感謝したい」と言う。
イルカたちは、心臓にペースメーカーを入れたり、胸に点滴用の器具を入れている子どもたちと遊ぶのが好き。
「エコー・ロケーション」というい能力をもつイルカには、外から見えないものの位置が分かるからではないか。
●Island Dolphin Care
ネットで調べたら、「バンドウイルカの寿命は、オスとメスで異なっており、メスのバンドウイルカの寿命は40年程度ですが、
オスのイルカが30年以上生きることはほとんどありません」て書いてあった。
サイトを見るとまだ運営しているから、フォンジーも元気でいるってことなのかな?
大塚敦子/写真・文
『さよならエルマおばあさん』
『介助犬ターシャ』
上の2冊と同じシリーズ。イルカといっしょに泳ぐセラピーいいなあ!
イルカの眼を見れば、やさしい魂が宿っているのがよく分かる
【内容抜粋メモ】
アメリカ、フロリダ州にあるキーラーゴという町のイルカ研究センターに「アイランド・ドルフィン・ケア」(IDC)という施設がある。
そこでは、病気や障害をもつ子どもたちとイルカが遊んで、体や心を元気にするセラピーを行っている。
心臓が悪かったジョーは、手術により半身不随となったが、イルカと泳ぐことで元気をもらい、
病院のリハビリも頑張ったから2年後にはほとんど麻痺がなくなった。
母ディーナは、ほかの子どもたちにも同じケアをしたいと思って、IDCをつくった。
白血病で骨髄移植を受けたケイティ、脳に腫瘍ができて手術をしたニコルなどなど、今では世界中から子どもたちがやってくる。
病気の子どもがいる家族は、きょうだいも辛い思いをしている。
がんと闘う厳しい治療は、ときに育ちざかりの子どもの成長を遅らせる。
彼らはいつも「がんばって」と言われるけれど、ここでは頑張らなくてもいい。
思いきり遊んで、笑って、元気が出ればOK。イルカたちはそのままの子どもを受け入れてくれる。
【ディーナのあとがき抜粋メモ】
足にがんがあるアレンは、イルカと遊ぶことでリハビリも進んだが、16歳になる前に再発。
「イルカたちに出会わなかったら、ぼくの子ども時代は病気ばかりで、なんの楽しみもないまま終わるところだった」と言って、
遺言で貯金を全部IDCに寄付してくれた。ほかの病気の子どもたちがイルカと出会えるように。
家族にとっても、病気の子どものケアは大変で、どうやって遊んだらいいのか分からない。
IDCでは、同じような病気をもつほかの子どもたちに会え、みんなが平等に参加できるゲームで遊べる。
それが「自分は壊れている」と思っている子どもたちにとって、自分が受け入れられていると感じ、
新しいことに挑戦する動機づけになるのでしょう。
【大庭智佐子さんあとがき抜粋メモ】
娘の未来(みく)さんが逆子で難産だったために脳にダメージを受け、右半身麻痺になった。
IDCを知り、問い合わせると、ディーナさんから「英語ができなければ、セラピーの効果は期待できない」と言われ、
逆に信頼を感じ、娘とともに英語を学び、2年生の夏休みにフォンジーに会いに行った。
4年生の夏休みに2回目のセラピーを2週間受け、秋には3回目に行くことを楽しみにしている。
【大塚さんあとがき抜粋メモ】
フォンジーたちは、もとは研究目的で捕獲されたり、施設で保護されたイルカたちで、
数年前までは施設から海につながる運河への出口が開けてあっても出て行くイルカはいなかった。
運河を往来する船が増えて危険になったため、出口は閉鎖したが、イルカはとどまるほうを選んだと判断した。
ディーナさんは「また新たに野生のイルカをつかまえにいくようなことはいない。
このイルカたちの寿命がきたらIDCの活動も終わり。だから今の時間に感謝したい」と言う。
イルカたちは、心臓にペースメーカーを入れたり、胸に点滴用の器具を入れている子どもたちと遊ぶのが好き。
「エコー・ロケーション」というい能力をもつイルカには、外から見えないものの位置が分かるからではないか。
●Island Dolphin Care
ネットで調べたら、「バンドウイルカの寿命は、オスとメスで異なっており、メスのバンドウイルカの寿命は40年程度ですが、
オスのイルカが30年以上生きることはほとんどありません」て書いてあった。
サイトを見るとまだ運営しているから、フォンジーも元気でいるってことなのかな?