■ドラマ『妄想姉妹~文學という名のもとに~』(2009)
出演:吉瀬美智子、紺野まひる、高橋真唯、田中哲司 ほか
謎の死を遂げた文豪・市川草太郎。
残された三姉妹のもとに亡き父から20年後、手紙が届く。
「これが私の秘密。私の愛。どうか許してほしい。」
同封されていた鍵で開けた金庫の中には、書斎の蔵書から抜き取った数冊の日本文学が入っていた。
「順に読め」というメモに従って読んでいき、父の死の真相を推測するという設定。
日本文学を映像化していくってコンセプトがステキ。1話20数分で観やすいしv
●第1話 みだれ髪
与謝野晶子って名前は知ってるけど、作品は読んだことがない。
花道の先生を生徒の女性が誘惑する話。
吉瀬美智子の艶っぽさがハンパない!
●第2話 虞美人草
これが、夏目漱石の虞美人草か。男を弄ぶとはいえ2人の男だけなんだな
幼い頃に父を失い、父からもらった金時計を自身と重ねる藤尾は、男を迷わせる女だが、
許婚の宗近より、小野を選ぶと、彼には5年も付き合った女性がいることが分かり、ショックで気が狂って自殺する話?
たしかに、そんなヒロインの名を娘につけるのはちょっとね。
●第3話 風立ちぬ 堀辰雄
「風立ちぬ。いざ生きめやも。」
これは宮さんがとりあげた作品だ。結核で余命いくばくもない節子が愛おしく、結婚を申し込む男。
やはり3姉妹の母は違って、これはそれぞれの母をイメージした小説を抜き取ったということか?
●第4話 外科室 泉鏡花
「私はね、心に1つ秘密がある」
麻酔をせずに心臓の手術をしてくれと頼む伯爵夫人。あり得ない。ショック死しちゃうよ
9年前に小石川植物園で一瞬見合っただけって、余計あり得ない。
藤尾の母は若い男と去ったのか? 節子の母は若くして亡くなっている。
●第5話 智恵子抄 高村光太郎
「智恵子の裸形をわたくしは恋う」
精神を病んだ妻・智恵子を愛しつづけた光太郎。裸婦像が完成した3年後に光太郎も亡くなった。
草太郎も小説の中で誰かを永遠のものにした可能性があるということか?
草太郎は私小説やインタビューを毛嫌いしていた。草太郎は“病デレ”?
あれ? 節子の眼帯の位置が変わってる。
●第6話 白痴 坂口安吾
「明日の東京は廃墟になろうとしていた」
黒澤映画の『白痴』とは違うのか?
第二次大戦中、貧乏な井沢の家に突然やって来た白痴の女性を住まわせ、戦火の中を2人で逃げる話。
草太郎にもそんな風に依存してしまう女性がいたのか?
●第7話 お勢登場 江戸川乱歩
浮気をしている妻・お勢と別れられないでいる肺病の夫。
ある日、子どもとかくれんぼうをしていて、長持ちに入って鍵が閉まってしまった。乱歩の話にはよくこれが出てくるよね。
お勢はそれを知ってて鍵を閉めたままにして夫を殺す話。
●第8話 女生徒 太宰治
「幸福は一夜遅れて来る」
妄想ばかりしている眼鏡女子が、目のキレイな植木職人との恋を妄想する。
「美しく生きたいと思います!」て叫んでる少女を、野良犬のカーがまじまじ見てて可笑しい
印税収入が減り、家を売らなきゃならない状況になり、編集長から草太郎の手紙を公表したらどうかと提案される。
●第9話 にごりえ 樋口一葉
「行かれる物なら、このままに唐天竺の果までも行ってしまいたい」
あら、長谷川博己さん登場! 遊女のオリキは結城のお気に入りだが、昔の客・源七が気になる。
彼は昔、名士だったが、今や落ちぶれた妻子持ち。だが、結城は結婚するつもりはないと言う。
「このまま生きてもいいのか?」
教会で祈るオリキを源七は銃で撃ち、自分も後を追う。
藤尾は家のことを不動産屋に調査させていた。
●第10話 藪の中 芥川龍之介
藪の中で夫の前で山賊に犯される女の話。夫の蔑んだ目を見て、夫を殺したと告白する妻。
「殺せ」と懇願する夫を刺し、自分も刺すが生き残ってしまったと言う妻を、長女の晶子が演じ、
「戦って勝った男と連れ添う」と言う妻を、三女の節子が演じ、
「夫はプライドのために自殺した」という妻を、次女の藤尾が演じる。
これは黒澤さんが映画にしたから、それ以上にはならないなぁ。
写真週刊誌が取材に来たことで姉を疑う節子。
●最終話 瓶詰め地獄 夢野久作
無人島に流れ着いた兄妹の話。この本を本棚に戻すと鍵の入った瓶が見つかる。
それは開かずの間の鍵で、部屋の中には「白女」という草太郎の新作原稿が見つかる。
放蕩の日々を過ごしていた草太郎の前に最初に現れたのは、晶子の母。平凡な家庭の中で小説が書けなくなり、女は去った。
次の女は藤尾の母。「彼女は私を混乱させ、私を駆り立てた」。仕事ばかりしてたせいか、女は若い男と去る。
どんどこいい女が来るなんてイイ役だねv 「AERA」じゃくて「AREA」の表紙にもなってるしw
人生を諦めかけていた時、病弱な節子の母が現れる。
だが彼女たちは全て同じ女性・アヤコで、ショックにより記憶障害を抱えていたのだった。
「娘たちよ。いったい愛とは何なのだろうか? 私たちは激しい情熱で誰かを求める。
だが、その激しさゆえに己の心も見失い、迷い、時には愛そのものを失うこともあるだろう。
それでも私たちは信じる。永遠をわかちあえる誰かがきっといる。きっとその人がいる。だから探し続ける。
それが人が生きるということ。私たちは生きるために愛し、愛するために生きる。
そして、愛を確信したその時に、初めて自分と世界を信じられるのだ。
自分が命を与えられ、生かされている意味、そしてこの世界でなすべきことを知るのだ」
字がキレイでビックリ。本人が書いてるのかな?
いきなりペンダントの写真に入ってて笑ってしまった。つけヒゲだしw 和装も似合うv
出演:吉瀬美智子、紺野まひる、高橋真唯、田中哲司 ほか
謎の死を遂げた文豪・市川草太郎。
残された三姉妹のもとに亡き父から20年後、手紙が届く。
「これが私の秘密。私の愛。どうか許してほしい。」
同封されていた鍵で開けた金庫の中には、書斎の蔵書から抜き取った数冊の日本文学が入っていた。
「順に読め」というメモに従って読んでいき、父の死の真相を推測するという設定。
日本文学を映像化していくってコンセプトがステキ。1話20数分で観やすいしv
●第1話 みだれ髪
与謝野晶子って名前は知ってるけど、作品は読んだことがない。
花道の先生を生徒の女性が誘惑する話。
吉瀬美智子の艶っぽさがハンパない!
●第2話 虞美人草
これが、夏目漱石の虞美人草か。男を弄ぶとはいえ2人の男だけなんだな
幼い頃に父を失い、父からもらった金時計を自身と重ねる藤尾は、男を迷わせる女だが、
許婚の宗近より、小野を選ぶと、彼には5年も付き合った女性がいることが分かり、ショックで気が狂って自殺する話?
たしかに、そんなヒロインの名を娘につけるのはちょっとね。
●第3話 風立ちぬ 堀辰雄
「風立ちぬ。いざ生きめやも。」
これは宮さんがとりあげた作品だ。結核で余命いくばくもない節子が愛おしく、結婚を申し込む男。
やはり3姉妹の母は違って、これはそれぞれの母をイメージした小説を抜き取ったということか?
●第4話 外科室 泉鏡花
「私はね、心に1つ秘密がある」
麻酔をせずに心臓の手術をしてくれと頼む伯爵夫人。あり得ない。ショック死しちゃうよ
9年前に小石川植物園で一瞬見合っただけって、余計あり得ない。
藤尾の母は若い男と去ったのか? 節子の母は若くして亡くなっている。
●第5話 智恵子抄 高村光太郎
「智恵子の裸形をわたくしは恋う」
精神を病んだ妻・智恵子を愛しつづけた光太郎。裸婦像が完成した3年後に光太郎も亡くなった。
草太郎も小説の中で誰かを永遠のものにした可能性があるということか?
草太郎は私小説やインタビューを毛嫌いしていた。草太郎は“病デレ”?
あれ? 節子の眼帯の位置が変わってる。
●第6話 白痴 坂口安吾
「明日の東京は廃墟になろうとしていた」
黒澤映画の『白痴』とは違うのか?
第二次大戦中、貧乏な井沢の家に突然やって来た白痴の女性を住まわせ、戦火の中を2人で逃げる話。
草太郎にもそんな風に依存してしまう女性がいたのか?
●第7話 お勢登場 江戸川乱歩
浮気をしている妻・お勢と別れられないでいる肺病の夫。
ある日、子どもとかくれんぼうをしていて、長持ちに入って鍵が閉まってしまった。乱歩の話にはよくこれが出てくるよね。
お勢はそれを知ってて鍵を閉めたままにして夫を殺す話。
●第8話 女生徒 太宰治
「幸福は一夜遅れて来る」
妄想ばかりしている眼鏡女子が、目のキレイな植木職人との恋を妄想する。
「美しく生きたいと思います!」て叫んでる少女を、野良犬のカーがまじまじ見てて可笑しい
印税収入が減り、家を売らなきゃならない状況になり、編集長から草太郎の手紙を公表したらどうかと提案される。
●第9話 にごりえ 樋口一葉
「行かれる物なら、このままに唐天竺の果までも行ってしまいたい」
あら、長谷川博己さん登場! 遊女のオリキは結城のお気に入りだが、昔の客・源七が気になる。
彼は昔、名士だったが、今や落ちぶれた妻子持ち。だが、結城は結婚するつもりはないと言う。
「このまま生きてもいいのか?」
教会で祈るオリキを源七は銃で撃ち、自分も後を追う。
藤尾は家のことを不動産屋に調査させていた。
●第10話 藪の中 芥川龍之介
藪の中で夫の前で山賊に犯される女の話。夫の蔑んだ目を見て、夫を殺したと告白する妻。
「殺せ」と懇願する夫を刺し、自分も刺すが生き残ってしまったと言う妻を、長女の晶子が演じ、
「戦って勝った男と連れ添う」と言う妻を、三女の節子が演じ、
「夫はプライドのために自殺した」という妻を、次女の藤尾が演じる。
これは黒澤さんが映画にしたから、それ以上にはならないなぁ。
写真週刊誌が取材に来たことで姉を疑う節子。
●最終話 瓶詰め地獄 夢野久作
無人島に流れ着いた兄妹の話。この本を本棚に戻すと鍵の入った瓶が見つかる。
それは開かずの間の鍵で、部屋の中には「白女」という草太郎の新作原稿が見つかる。
放蕩の日々を過ごしていた草太郎の前に最初に現れたのは、晶子の母。平凡な家庭の中で小説が書けなくなり、女は去った。
次の女は藤尾の母。「彼女は私を混乱させ、私を駆り立てた」。仕事ばかりしてたせいか、女は若い男と去る。
どんどこいい女が来るなんてイイ役だねv 「AERA」じゃくて「AREA」の表紙にもなってるしw
人生を諦めかけていた時、病弱な節子の母が現れる。
だが彼女たちは全て同じ女性・アヤコで、ショックにより記憶障害を抱えていたのだった。
「娘たちよ。いったい愛とは何なのだろうか? 私たちは激しい情熱で誰かを求める。
だが、その激しさゆえに己の心も見失い、迷い、時には愛そのものを失うこともあるだろう。
それでも私たちは信じる。永遠をわかちあえる誰かがきっといる。きっとその人がいる。だから探し続ける。
それが人が生きるということ。私たちは生きるために愛し、愛するために生きる。
そして、愛を確信したその時に、初めて自分と世界を信じられるのだ。
自分が命を与えられ、生かされている意味、そしてこの世界でなすべきことを知るのだ」
字がキレイでビックリ。本人が書いてるのかな?
いきなりペンダントの写真に入ってて笑ってしまった。つけヒゲだしw 和装も似合うv