火曜の夜11時 今晩は佐野元春です。
みなさん寛いでますか?元春レイディオショー
この番組は東京渋谷NHKのスタジオから届けています。
今夜の番組の推薦盤、3Picksはエルヴィス・コステロのバンドのキーボードプレーヤーSteve Nieveの新しいレコードを聴いてみます。
今夜の特集は先週に続いて新春恋愛相談 勿論ご機嫌なレコードも紹介していきたいと思います。
DJ佐野元春。これからの1時間、みなさんと一緒にゆっくり楽しんで行きたいと思います。
1 月と専制君主 - Boys & Girls Version - : 佐野元春
1曲目は僕のレコードで「月と専制君主」女性シンガーCOCCOとデュエットしました。以前僕が主催した音楽イベントにも出演してくれたこともありました。とても個性的で素晴らしいシンガーです。
火曜の夜は 元春レイディオショー ベスト・ミュージックをお届けしています。
さて元春レイディオショー、番組では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしています。題して3picks!
今月ピックアップしたアルバムは
Mavis Staples: One True Vine
Steve Nieve: Together
そして
Beth Orton: Sugaring Season
この3組のアーティストの新作を選びました。
どのレコードも心に響く良いソングライティングと素晴らしいサウンドがあります。
この中から今夜はSteve Nieveのレコードを取り上げてみたいと思います。
Steve Nieve
英国のミュージシャン現在55歳。エルヴィス・コステロのバンド アトラクションズのキーボードプレーヤーです。
アトラクションズの結成は1977年ですから、もう35年以上エルヴィス・コステロとやっていることになります。
正に音楽的なパートナーと言っても良いと思います。
もともとクラッシクやジャズを学んでいたので、エルヴィス・コステロのレコードでも、Steave Nieveのアイディアがコステロの音楽をよりコンテンポラリーに響かせていたということもあると思います。
Stieve Nieveソロとしての活動を見ていると現在まで8枚のアルバムを出しています。今回3Picks!で取り上げたのはそのStieve Nieve9枚目のソロアルバム。タイトルは「Together」
友人のミュージシャン達とセッションをしています。このアルバムに参加しているのは、Vanessa Paradis, Laurie Anderson,Robert Wyatt,Ron Sexsmith, Glenn Tilbrook, StingそしてElvis Costelloといった人たちです。
それぞれデュエットという形でレコードしています。Stieve Nieve現在は家族とフランスに住んでいるということです。レコードにはフランスのシンガーも何人かが参加しているようです。では早速このアルバムから2曲聴いてみたいと思います。素晴らしいソングライターとの共演。1曲目は元スクイーズのGlenn Tilbrookと、2曲目はRon Sexsmithとの曲。2曲続けます。
2 Summer Song (Espionage) [feat. Glenn Tilbrook] : Steve Nieve
3 Halloween (Bonfire Night) [feat. Ron Sexsmith] : Steve Nieve
2曲聴いてみました。
さて元春レイディオショー、いつもは音楽の話を中心に曲を紹介していますが、年が明けて先週と今週と、いつもとはちょっと趣向を変えて番組を進めています。いつも番組を聴いて下さっているリスナーの皆さん。中でも30代以上の大人の方達。番組でもよくメールをいただいていますが、日々いろいろな悩みを抱えているようです。実を言うと僕は、ある女性誌で読者からの恋愛相談に答えて質問者の方にお薦めの一曲を送るということをやっているのですが、そこでも日頃読者からのメールに触れてみると本当に沢山の大人たちが色々なことで悩んでいる様子がわかります。そこで番組ではその恋愛相談のラジオ版をやってみようということで、ちょっといつもとは雰囲気を変えて先週今週と2週に渡って特集をしています。
ではこの方から みなこさん 40歳 広告関係にお勤めとのこと
以前は私は恋愛至上主義と豪語して憚らず、激しい恋愛に身を焦がすことに夢中でしたが、ある時自分のことを一途に思ってくれる男性に押され、お付き合いが始まりました。今はメリーゴーランドに乗っているかのような平穏な毎日。でも心のどこかでは昔のような興奮や楽しさをもう一度味わいたいという気持ちが湧き出てきます。
彼は一緒に居て楽なのですが、私を向上させてくれるようなタイプではありません。今のままで良いものか。佐野さんはどう思われますか?ということ。
そうですね 恋愛至上主義を貫き通すのも一つの生き方ではないかと思います。女性としての魅力を絶やさず、失恋しても凹まない。何があったって世界の真ん中にいるのは私よ。そんな風にどこまでも突っ張りとおす根性ですね。世の中にはそこに惚れる男の人もいます。
決して無責任なことは言えませんが、体力が続く限り自分らしく生きて良いんじゃないかなと思います。
4 Lady Marmalade : LaBelle
恋愛相談 続いて この方 ありさ さん 36歳 専門商社にお勤めとのことです。
佐野さんこんにちは。佐野さんはずっと音楽活動を続けてこられたことでスランプのようなものはありませんでしたか?
私は最近スランプというか仕事が行き詰っている感じがしてついつい食欲に走ってしまい3キロほど体重が増えてしまいました。佐野さん流のスランプ脱出法がありましたら是非教えて欲しいです。ということ。
そうですね、失礼かもしれませんが、可愛らしいなって思いました。スランプのせいで体重が3キロ増えたとのことですけれども、3キロなんて大したことありません。また気持ちが沈んでいるということですけれども、僕の経験によると、スランプというのは一時的な思い過ごしです。スランプはやがて終わります。安心してください。
5 Can't Get Enough : Mary J. Blige
グリーンピープル
ラッドバンド 音楽と環境を結ぶ架け橋
大型イベントでの電力消費は問題なんじゃないのかと思い活動を始めました。
東北に持続可能な資源で運営する大型イベントが開催される
元春レイディオショー DJ佐野元春 続けます。
僕がある女性誌で連載誌でしている恋愛相談を再現しています。
続いて この方 ひろみさん 37歳 商社勤務
彼氏がいますが、周りに素敵な男性がいて食事に誘われると嬉しくなってしまいます。そんな自分は誠実じゃないんじゃないかって自己嫌悪に陥ってしまいます。彼氏がいて他の男性と二人っきりで食事に行くことはやはりいけないことでしょうか。佐野さんはどう思いますか?ってこと。
そうですね。誘われたら嬉しい気持ちになるのは誰もがそうだと思います。
しかし、そのことが誠実ではないんじゃないのかと気にされています。でもそんな後ろめたさというのは、考えてみたら
その彼に対する誠実な気持ちの表れじゃないのでしょうか。それほど自分を責めるほどのことはないと思います。
ただ男性からの誘いがロマンチックな夕食だということであれば、ちょっと考えた方が良いと思います。
簡単に誘いに乗るのは冒険的過ぎるかもしれません。もし迷っているならば思い切って彼に他の男性から食事の誘いが来ているということを話してみてはどうでしょうか。但し、言い方を間違えると、とんでもないことになってしまいますから、そこは茶目っ気を交えながらくれぐれも慎重に誠実に話してみてはどうでしょうか。
6 Dinner and a Movie : Ronald Isley
恋愛相談 続いて この方は よしえ さん37歳 通信関係
世間では有名人のシングルマザーのことが話題になることがありますが、実は私自身、今シングルマザーになっても産みたいと思っています。彼は妻子ある身です。佐野さんはシングルマザーについてどう思いますか?とのこと。
母子家庭のお母さんを見てみると選択の余地なくシングルマザーになった場合とそうでない場合とがあります。
言うまでもなく女手一つで子供を育てるのは様々な困難が付きまといます。
どんなケースにしてもそれをやりぬいているお母さんたちの苦労というのは計り知れないくらい大変だろうと思います。
質問の中で気になる点があるとしたら、それは彼が妻子ある身だという点です。人は行き着く先のことを考えずに歩き出してしまいがちです。その代償のために思わぬ苦労を背負ってしまっている人たちもいます。シングルマザーであることを引き受けるには覚悟と勇気がいると思いますけれども、ご自身が決めたということであれば、どうあれ先ずは待ち受けているこれからの負担に備えて下さい。
7 レイナ : 佐野元春
僕のレコードで「レイナ」聴いて頂きました。
恋愛相談 続けます。 この方は みちこさん 35歳
最近手痛い失恋をしました。結婚まで意識していた男性だったので暫く落ち込んでいましたが
仕事に打ち込むことで恋愛は当分良いやっていうモードに入ってしまったようです。
佐野さんならどうやって、次の恋愛のためのスイッチを入れますか?是非教えて下さい。ということ。
そうですね、失恋した後、がつがつと次の恋愛に向かうと錯覚から間違いを起こしがちです。
人生にはメリハリがあります。常に恋愛をしている必要はありません。まずは傷を癒すことから始めてはどうでしょうか。
失恋したことで、きっと色々な痛みを知って、そこにご自身の成長があったのではないかと思います。
先ずは現在のご自分を大事に。しかし恋愛したい気持ちも忘れず。構えることなく自分を信じて自然に生活をしてみることはどうでしょうか。恋はしようとするものではなく、恋は落ちるものです。そしてそれはいつも突然やって来ます。
その時のためにいつも魅力的な女性でいて下さい。
8 Let's Fall In Love : Diana Krall
恋愛相談 続けます この方は けいこさん 40歳 外資系金融
よく以心伝心と良く言いますが、やはり言葉を使わないと好きな相手にも気持ちは伝わらないと思っています。ただ年齢を重ねるにつれ、だんだんと話すことも減り、最近では自分の中で言いたいことを飲み込んでしまうようなことも多くなっています。好きな人とのコミュニケーションということで、佐野さんは以心伝心についてどう思いますか?ということ。
そうですね、簡単に言うと以心伝心はあって欲しいですけれども、ありえないと思っています。自分のことを主張しなくちゃ、っていう気持ちと謙譲の美徳と言って自己主張は控えた方が良いんじゃないのかっていう気持ち。この二つがまじりあって結局言葉を飲み込んでしまうという場面も多くあります。しかし、相手と理解を深めるためには、やはり行き着くところ、僕は言葉が大事だと思います。単純な話、言いたいことがあれば言えばいいということですね。
そん時、どんな表現をすれば相手に思いが伝えられるのか。そこが肝心です。僕自身思い当たる節が二つあります。
一つは誠実であること、もう一つは自分のことを判ってもらおうという以上に相手のことを理解しようと思うこと。
それによって先ずは相互のコミュニケーションが深まると思います。
でも万が一 以心伝心でうまくいきそうなパートナーに巡り逢えたら、神様に感謝してください。
この世知が無い世間でそれは幸運と言うほか言葉はありません。
9 Nothing Can Change This Love : Sam Cooke
続いて この方 さとみさん 38歳
現在結婚したい気持ちと このままで居たい気持ちで揺れ動いています。
現在付き合っている彼のことは大好きですし、結婚するなら彼しか居ないと思っています。
でもこのままの距離感を保ったままでいたいという 積極的現状維持という気持ちも捨てられません。この中途半端な私にアドヴァイスを下さい。とのこと。
そうですね。何時かは決断する時が来ると思います。積極的現状維持と言っていますが、この言葉はちょっと曖昧ですね。何か言い訳のための おまじないにならないように気を付けて下さい。彼のことが大好き。結婚するなら彼しか居ないと思っているならば何も迷うことはありません。是非結婚のベルを鳴らして下さい。それば僕からのアドヴァイスです。
Wedding Bells Blues : Laura Nyro
今夜はこの曲を聴いてお別れです。
10 Wedding Bells Blues : Laura Nyro
今夜の元春レイディオショー 楽しんで頂けました?
番組では専用のWEBサイトも用意しています。またアプリも用意しています。
DJ 佐野元春 ではまた来週 御機嫌よう。
みなさん寛いでますか?元春レイディオショー
この番組は東京渋谷NHKのスタジオから届けています。
今夜の番組の推薦盤、3Picksはエルヴィス・コステロのバンドのキーボードプレーヤーSteve Nieveの新しいレコードを聴いてみます。
今夜の特集は先週に続いて新春恋愛相談 勿論ご機嫌なレコードも紹介していきたいと思います。
DJ佐野元春。これからの1時間、みなさんと一緒にゆっくり楽しんで行きたいと思います。
1 月と専制君主 - Boys & Girls Version - : 佐野元春
1曲目は僕のレコードで「月と専制君主」女性シンガーCOCCOとデュエットしました。以前僕が主催した音楽イベントにも出演してくれたこともありました。とても個性的で素晴らしいシンガーです。
火曜の夜は 元春レイディオショー ベスト・ミュージックをお届けしています。
さて元春レイディオショー、番組では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしています。題して3picks!
今月ピックアップしたアルバムは
Mavis Staples: One True Vine
Steve Nieve: Together
そして
Beth Orton: Sugaring Season
この3組のアーティストの新作を選びました。
どのレコードも心に響く良いソングライティングと素晴らしいサウンドがあります。
この中から今夜はSteve Nieveのレコードを取り上げてみたいと思います。
Steve Nieve
英国のミュージシャン現在55歳。エルヴィス・コステロのバンド アトラクションズのキーボードプレーヤーです。
アトラクションズの結成は1977年ですから、もう35年以上エルヴィス・コステロとやっていることになります。
正に音楽的なパートナーと言っても良いと思います。
もともとクラッシクやジャズを学んでいたので、エルヴィス・コステロのレコードでも、Steave Nieveのアイディアがコステロの音楽をよりコンテンポラリーに響かせていたということもあると思います。
Stieve Nieveソロとしての活動を見ていると現在まで8枚のアルバムを出しています。今回3Picks!で取り上げたのはそのStieve Nieve9枚目のソロアルバム。タイトルは「Together」
友人のミュージシャン達とセッションをしています。このアルバムに参加しているのは、Vanessa Paradis, Laurie Anderson,Robert Wyatt,Ron Sexsmith, Glenn Tilbrook, StingそしてElvis Costelloといった人たちです。
それぞれデュエットという形でレコードしています。Stieve Nieve現在は家族とフランスに住んでいるということです。レコードにはフランスのシンガーも何人かが参加しているようです。では早速このアルバムから2曲聴いてみたいと思います。素晴らしいソングライターとの共演。1曲目は元スクイーズのGlenn Tilbrookと、2曲目はRon Sexsmithとの曲。2曲続けます。
2 Summer Song (Espionage) [feat. Glenn Tilbrook] : Steve Nieve
3 Halloween (Bonfire Night) [feat. Ron Sexsmith] : Steve Nieve
2曲聴いてみました。
さて元春レイディオショー、いつもは音楽の話を中心に曲を紹介していますが、年が明けて先週と今週と、いつもとはちょっと趣向を変えて番組を進めています。いつも番組を聴いて下さっているリスナーの皆さん。中でも30代以上の大人の方達。番組でもよくメールをいただいていますが、日々いろいろな悩みを抱えているようです。実を言うと僕は、ある女性誌で読者からの恋愛相談に答えて質問者の方にお薦めの一曲を送るということをやっているのですが、そこでも日頃読者からのメールに触れてみると本当に沢山の大人たちが色々なことで悩んでいる様子がわかります。そこで番組ではその恋愛相談のラジオ版をやってみようということで、ちょっといつもとは雰囲気を変えて先週今週と2週に渡って特集をしています。
ではこの方から みなこさん 40歳 広告関係にお勤めとのこと
以前は私は恋愛至上主義と豪語して憚らず、激しい恋愛に身を焦がすことに夢中でしたが、ある時自分のことを一途に思ってくれる男性に押され、お付き合いが始まりました。今はメリーゴーランドに乗っているかのような平穏な毎日。でも心のどこかでは昔のような興奮や楽しさをもう一度味わいたいという気持ちが湧き出てきます。
彼は一緒に居て楽なのですが、私を向上させてくれるようなタイプではありません。今のままで良いものか。佐野さんはどう思われますか?ということ。
そうですね 恋愛至上主義を貫き通すのも一つの生き方ではないかと思います。女性としての魅力を絶やさず、失恋しても凹まない。何があったって世界の真ん中にいるのは私よ。そんな風にどこまでも突っ張りとおす根性ですね。世の中にはそこに惚れる男の人もいます。
決して無責任なことは言えませんが、体力が続く限り自分らしく生きて良いんじゃないかなと思います。
4 Lady Marmalade : LaBelle
恋愛相談 続いて この方 ありさ さん 36歳 専門商社にお勤めとのことです。
佐野さんこんにちは。佐野さんはずっと音楽活動を続けてこられたことでスランプのようなものはありませんでしたか?
私は最近スランプというか仕事が行き詰っている感じがしてついつい食欲に走ってしまい3キロほど体重が増えてしまいました。佐野さん流のスランプ脱出法がありましたら是非教えて欲しいです。ということ。
そうですね、失礼かもしれませんが、可愛らしいなって思いました。スランプのせいで体重が3キロ増えたとのことですけれども、3キロなんて大したことありません。また気持ちが沈んでいるということですけれども、僕の経験によると、スランプというのは一時的な思い過ごしです。スランプはやがて終わります。安心してください。
5 Can't Get Enough : Mary J. Blige
グリーンピープル
ラッドバンド 音楽と環境を結ぶ架け橋
大型イベントでの電力消費は問題なんじゃないのかと思い活動を始めました。
東北に持続可能な資源で運営する大型イベントが開催される
元春レイディオショー DJ佐野元春 続けます。
僕がある女性誌で連載誌でしている恋愛相談を再現しています。
続いて この方 ひろみさん 37歳 商社勤務
彼氏がいますが、周りに素敵な男性がいて食事に誘われると嬉しくなってしまいます。そんな自分は誠実じゃないんじゃないかって自己嫌悪に陥ってしまいます。彼氏がいて他の男性と二人っきりで食事に行くことはやはりいけないことでしょうか。佐野さんはどう思いますか?ってこと。
そうですね。誘われたら嬉しい気持ちになるのは誰もがそうだと思います。
しかし、そのことが誠実ではないんじゃないのかと気にされています。でもそんな後ろめたさというのは、考えてみたら
その彼に対する誠実な気持ちの表れじゃないのでしょうか。それほど自分を責めるほどのことはないと思います。
ただ男性からの誘いがロマンチックな夕食だということであれば、ちょっと考えた方が良いと思います。
簡単に誘いに乗るのは冒険的過ぎるかもしれません。もし迷っているならば思い切って彼に他の男性から食事の誘いが来ているということを話してみてはどうでしょうか。但し、言い方を間違えると、とんでもないことになってしまいますから、そこは茶目っ気を交えながらくれぐれも慎重に誠実に話してみてはどうでしょうか。
6 Dinner and a Movie : Ronald Isley
恋愛相談 続いて この方は よしえ さん37歳 通信関係
世間では有名人のシングルマザーのことが話題になることがありますが、実は私自身、今シングルマザーになっても産みたいと思っています。彼は妻子ある身です。佐野さんはシングルマザーについてどう思いますか?とのこと。
母子家庭のお母さんを見てみると選択の余地なくシングルマザーになった場合とそうでない場合とがあります。
言うまでもなく女手一つで子供を育てるのは様々な困難が付きまといます。
どんなケースにしてもそれをやりぬいているお母さんたちの苦労というのは計り知れないくらい大変だろうと思います。
質問の中で気になる点があるとしたら、それは彼が妻子ある身だという点です。人は行き着く先のことを考えずに歩き出してしまいがちです。その代償のために思わぬ苦労を背負ってしまっている人たちもいます。シングルマザーであることを引き受けるには覚悟と勇気がいると思いますけれども、ご自身が決めたということであれば、どうあれ先ずは待ち受けているこれからの負担に備えて下さい。
7 レイナ : 佐野元春
僕のレコードで「レイナ」聴いて頂きました。
恋愛相談 続けます。 この方は みちこさん 35歳
最近手痛い失恋をしました。結婚まで意識していた男性だったので暫く落ち込んでいましたが
仕事に打ち込むことで恋愛は当分良いやっていうモードに入ってしまったようです。
佐野さんならどうやって、次の恋愛のためのスイッチを入れますか?是非教えて下さい。ということ。
そうですね、失恋した後、がつがつと次の恋愛に向かうと錯覚から間違いを起こしがちです。
人生にはメリハリがあります。常に恋愛をしている必要はありません。まずは傷を癒すことから始めてはどうでしょうか。
失恋したことで、きっと色々な痛みを知って、そこにご自身の成長があったのではないかと思います。
先ずは現在のご自分を大事に。しかし恋愛したい気持ちも忘れず。構えることなく自分を信じて自然に生活をしてみることはどうでしょうか。恋はしようとするものではなく、恋は落ちるものです。そしてそれはいつも突然やって来ます。
その時のためにいつも魅力的な女性でいて下さい。
8 Let's Fall In Love : Diana Krall
恋愛相談 続けます この方は けいこさん 40歳 外資系金融
よく以心伝心と良く言いますが、やはり言葉を使わないと好きな相手にも気持ちは伝わらないと思っています。ただ年齢を重ねるにつれ、だんだんと話すことも減り、最近では自分の中で言いたいことを飲み込んでしまうようなことも多くなっています。好きな人とのコミュニケーションということで、佐野さんは以心伝心についてどう思いますか?ということ。
そうですね、簡単に言うと以心伝心はあって欲しいですけれども、ありえないと思っています。自分のことを主張しなくちゃ、っていう気持ちと謙譲の美徳と言って自己主張は控えた方が良いんじゃないのかっていう気持ち。この二つがまじりあって結局言葉を飲み込んでしまうという場面も多くあります。しかし、相手と理解を深めるためには、やはり行き着くところ、僕は言葉が大事だと思います。単純な話、言いたいことがあれば言えばいいということですね。
そん時、どんな表現をすれば相手に思いが伝えられるのか。そこが肝心です。僕自身思い当たる節が二つあります。
一つは誠実であること、もう一つは自分のことを判ってもらおうという以上に相手のことを理解しようと思うこと。
それによって先ずは相互のコミュニケーションが深まると思います。
でも万が一 以心伝心でうまくいきそうなパートナーに巡り逢えたら、神様に感謝してください。
この世知が無い世間でそれは幸運と言うほか言葉はありません。
9 Nothing Can Change This Love : Sam Cooke
続いて この方 さとみさん 38歳
現在結婚したい気持ちと このままで居たい気持ちで揺れ動いています。
現在付き合っている彼のことは大好きですし、結婚するなら彼しか居ないと思っています。
でもこのままの距離感を保ったままでいたいという 積極的現状維持という気持ちも捨てられません。この中途半端な私にアドヴァイスを下さい。とのこと。
そうですね。何時かは決断する時が来ると思います。積極的現状維持と言っていますが、この言葉はちょっと曖昧ですね。何か言い訳のための おまじないにならないように気を付けて下さい。彼のことが大好き。結婚するなら彼しか居ないと思っているならば何も迷うことはありません。是非結婚のベルを鳴らして下さい。それば僕からのアドヴァイスです。
Wedding Bells Blues : Laura Nyro
今夜はこの曲を聴いてお別れです。
10 Wedding Bells Blues : Laura Nyro
今夜の元春レイディオショー 楽しんで頂けました?
番組では専用のWEBサイトも用意しています。またアプリも用意しています。
DJ 佐野元春 ではまた来週 御機嫌よう。