存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

せん : ウリチパン郡

2014-01-25 03:17:47 | album u
今年の坂本龍一 ニュー・イヤーズ・スペシャルで
教授が「好きでねーよく聴いていました」とOOTARUICHI氏に話していた、彼のユニット。
2004年発売 もう10年前ながら、僕が知ったのはこの正月でした。

ウリチパン郡

以下はHPより
2003年OORUTAICHI(オオルタイチ)とYTAMO(ウタモ)により結成。完全なホームレコーディングで完成させた1stアルバム「せん」を奈良のインディーレーベルscilli disques(シリディスク)よりリリース。その後2004年ライヴ活動に伴い、かねてより交流のあった(dr)千住宗臣、(key)亀井奈穂子がメンバーとして加入し、様々なイベントにおいてライヴ活動を展開。さらにそれに伴いバンドサウンドへと移行し、スタジオでのセッションをもとに楽曲を構築していくスタイルへと変化させた。個々に活動していたメンバーが数々のセッションライブやスタジオワークを経て得てきたものが濃密に注ぎ込まれ、ジャンルのみならず、時代をも飲み込むフレキシブルなサウンドを生み出す結果となった。

以下はアマゾンより。

ウリチパン郡の1stアルバム「せん」が歌詞カード付き、ボーナストラック追加収録で再発! 04年に発売された「せん」正真正銘のファーストアルバムで、アーティスト自身も最高!と自負する傑作、まさに珠玉のような曲達を所狭しと詰め込んだポップスメドレーとでも言うべき作品集。 各種民謡と民俗音楽、サンプリングと生演奏、コンピュータとアナログテープ、童話と鼻唄、日常と非日常、海と山・・・ウリチパン郡が新鋭ポップス時代の幕を開けた歴史的作品。



1. Laser Stickers 第1章
YMOのコンピュータゲームを思い出す。
ぴょよよよ~ん。
次第に心地よいハープっぽい音も

2. ノミノミ
BALLET MECANIQUE のカメラのフィルを巻く音の楽しさを思い出す。
女性と男性の何かわからない言語で歌っている。どこかハワイっぽさを感じたり、モンゴルっぽさを感じたり。
外国人が作ったどこかの民族音楽のようでもあり
トイ・ピアノが 現存しない世界を表現するのに遠慮しているような音に聞こえる

3. 舟歌
ほら貝のような男性の声がぼわっと反響するように
マンドリンが馬の小走りのリズムで ピアノの弦を指でひっかいた音のよう忙しい機械の動きのよう
ため息っぽく 男性の声が ああ~

4. Laser Stickers 第2章
ピアノにハーモニカ
シンセに女性の声
反響の音を増幅させて男性の声も

5. 鯉
矢野顕子的な感じもしないでもない
マリンバにシンセ
日本語で男性のヒカシューっぽい歌
女性の笑い声
プチプチ 鳥の声 水の音
なかなか楽しい曲

6. F-1
自動車レース開始のシグナルを弦の音でカウントダウン
男女の声でエンジンの音が流れていく
遠ざかり 近づいてくる
シンバル

7. Laser Stickers 第3章
レコードに録音されたフォーンの音をスロー回転
バイオリン
ブリキのごみ箱に磁石を落とした時の音がクラップのように
バイオリンは揺れながら 男性の声と バスドラムのような音と相まって
フォーンに押されながら上昇していく

8. Laser Stickers 第4章
アメリカ 日本
筝曲に男声ドゥーワップ 女性の歌
トイピアノ
アメリカから中国っぽさも
2分ちょっとの曲

9. 永久の愛
細野さんっぽさを感じたり
ホーホケキョ
男女の歌にまどろむ心地

10. リパネマ
教授のプラスチック・バンブーっぽい音も
女性の「リリパッパ」的な声
リズムが重なっていく感じ

11. テルマ demo version(Bonus track)
5分弱の歌
シンセにハーモニカ バンジョーっぽい音
童話っぽい歌にドラム



コメント
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