今年の大相撲初場所は、新型コロナ対策の一環で、両国国技館で観衆を五千人に縮小して開催されました。
優勝は前頭筆頭の大栄翔(追手風部屋)が活躍し、横綱不在の中で初優勝を遂げました。
埼玉県出身の力士として初めて、追手風部屋からも初めての幕内最高優勝ということで、大栄翔の優勝を祝福いたします。
さて、恒例により、小生の保存の星取表の中から、数十年前の初場所を支えた優勝力士をピックアップしてみたいと思います。(今回は10年前、20年前30年前及び40年前の四場所を対象としました)
① 10年前の初場所(平成23年・2011)の優勝は、横綱白鵬(14勝1敗)で18回目でした。
この場所の横綱は、白鵬ただ一人でした。
平成23年初場所の星取表と喜びの横綱白鵬。
② 20年前の初場所(平成13年・2001)の優勝は、横綱貴乃花(14勝1敗)の21度目の優勝でした。
この場所の横綱は、曙、武蔵丸、貴乃花の三力士でした。
平成13年初場所の星取表と喜びの横綱貴乃花。
ちなみにこの場所の番付表がとってありましたのでご紹介します。
平成十三年初場所番付表全図。
とても細かいので上部をアップしてみました。しかしまだ読めない程の小さな文字です。貴乃花は右欄の右から二番目に名前があります。
③ 次に、30年前の初場所(平成3年・1991)の優勝は、大関霧島が14勝1敗で初優勝しています。
この場所の横綱は、千代の富士、旭富士、大乃国及び北勝海の四横綱の時代でした。
平成3年初場所の星取表。
④ 40年前の初場所(昭和56年・1981)の優勝は、関脇千代の富士が14勝1敗で初優勝しています。
この場所の横綱は、輪島、若乃花、北の海の三横綱でした。
昭和56年初場所の星取表と優勝を決めた千代の富士。
令和三年の今場所では、コロナウイルスで多くの力士が休場したほか、横綱が1日も土俵に上がらず横綱の土俵入りが見られないなど寂しい場所となりました。
次の春場所は活気のある場所にしてもらいたいとおもいます。