御城印、そのルーツは。
お遍路さんが、四国八十八か所をめぐる記念にその記念に受けたのが御朱印。それが趣味の仲間にも広がって、御朱印の収集が始まったとか。
それにあやかって出されたのがお城をめぐる御城印ではないでしょうか。この御城印も全国に有名となった掛川城にも登場しています。
その御城印の本が出版されたと中日新聞の代理店から案内があったので、興味を引き取り寄せてもらいました。
この本は、「東海から行く御城印巡り」ということで東海、近畿地区のお城が主に紹介されています。
国宝である松本城や掛川城もそれぞれ2頁にわたって紹介されています。
掛川城のページには、お城のほか、御殿や太鼓櫓、城下散歩で、すいのややこだわりっぱなどのご紹介と地図があります。もちろん掛川城の御城印も。 〔詳しくは本を購入してご覧ください〕
岐阜城や一乗谷城も各1ページでお城と御城印が紹介されています。
この他静岡県内では、浜松城が1頁で、高天神城他4城が各二分の一頁で、久野城と勝間田城が各四分の一のスペースで、お城と御城印が紹介されていますから、購入・一読の価値があると思います。
◆ その中で一つ気が付いたことがあります。
各地の御城印中で、トップのタイトルに「登城記念」と表記されたものがたくさんありました。
辞書を調べると、「登城とは・・・」の見出しで、「武士が勤めのため、主君のいる城に参上すること。」とあります。
記念に御朱印をいただくには、他の由緒あるお城で表記しているように、「来城記念」とか「登閣記念」、などとの表記の方がいいのではないだろうかと。
名古屋城と岡崎城はご覧のような表記でした。
ちなみに、松本城は「天守登閣記念」、犬山城は「国宝」とだけ、彦根城は、「月明 彦根の古城」などとなっています。
さて掛川城は?。というとやはり「登城記念」でした。
※上の見出し画像は、その本の表紙です。