森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

早春のツツジ 7 ミツバツツジ

2007年04月20日 | 自然観察日記
 花だけを見れば、ゲンカイツツジ、アカヤシオ、ミツバツツジとも同じ赤紫系の色合いですがよく見るといろいろな点で異なります。花弁の付き方や花全体の形などなど・・。
 3種いずれも落葉性のツツジですから枯野・枯山にポッと灯りをともしたように咲き出す種類です。常緑性のツツジとは区別して「春の妖精」の仲間にしてもいいと思います。モチツツジなど常緑性のツツジの季節がまもなくやってきます。

早春のツツジ 6 ミツバツツジ

2007年04月20日 | 自然観察日記
 3枚の葉が特徴的なミツバツツジ。これも早く咲き出すツツジです。アカヤシオみたいな高木にはなりません。でも、葉が無い時期に花をつけますからとても目立ちます。谷あいの紫色の塊を見たらほぼ間違いなくミツバツツジの仲間だと思ってもいいですね。

早春のツツジ 5 アカヤシオ

2007年04月20日 | 自然観察日記
 この樹を見るたびに思い出すのが、静岡県の春野町の「京丸ボタン」の調査に行ったときの思い出です。伝説の「京丸ボタン」にかこつけて実際は当時の林野事業に物申す意味でこのアカヤシオとシロヤシオの生態を調べに行ったのです。あの群落はまだ健在なのでしょうか。時間が出来たら友と是非行ってみたいと思っています。

早春のツツジ 4 アカヤシオ

2007年04月20日 | 自然観察日記
 とてもツツジとは思えない樹で茎の直径が30cm樹高10m枝を広げた幅でも10mを越す樹もあるのです。それはそれは見事な大木で全体がピンク色になるのですから壮観です。日本はまたツツジの国でもあるのだと嬉しくなりますね。

早春のツツジ 3 アカヤシオ

2007年04月20日 | 自然観察日記
 これも早いツツジです。別名チョウチンツツジなどとも言います。西日本のアケボボツツジの変種となっていますが細かなことはいいことにして、福島以南の山地帯に見られる銘木です。

早春のツツジ 2 ゲンカイツツジ

2007年04月20日 | 自然観察日記
 九州の玄界灘に由来した命名だから西日本のツツジで、野生株を見たことが無いので資料によりますが対馬などの岩場に生えているそうです。
 庭に1本植えてありますが、とにかく気の早いツツジでどの樹も眠っている中、真っ先に咲き出します。赤紫の綺麗な花を寒さに耐えて咲かせてくれるのが嬉しいのですが、雪のせいで枝が折れ何年経っても大きな樹になれないちょっと可愛そうな存在です。

早春のツツジ 1  ゲンカイツツジ

2007年04月20日 | 自然観察日記
 越後は今桜が盛りです。我が家の庭も里桜と桃、スモモの花が綺麗です。春爛漫の風情、穏やかに晴れたこの季節は安らぎを与えてくれます。
 ツツジはもう少し遅く咲くものと考えがちですが、桜よりもずっと早くに咲き出すものがあります。今回はそんなものを3種集めてみました。