オオカメノキ 裸芽

　まだ落葉をしていないのに来年の芽が作られています。この種類は冬芽をりん片で覆わないので「裸芽（らが）」といいます。
　その裸芽の様子がとてもかわいいので紹介しましょう。中央にあるのは来年の花芽ですが、まるで子供が両手を挙げているいるようなほほえましい姿に見えます。自然の中にはこんな造詣もあるんですね。

オオカメノキ 果実拡大

秋の陽に照らされて本当に綺麗です。やがて小鳥についばまれていくのでしょう。

オオカメノキ 果実

　紅葉ばかりではありません。果実も綺麗に熟しています。宝石のような輝きをしています。

オオカメノキ 紅葉

　ブナの森の常連のひとつがオオカメノキ（ムシカリ）です。丸い大きな葉が特徴ですから、夏場でもすぐにわかります。このオオカメノキがもう紅葉していました。周囲がまだ青々としている中、なかなかいい色彩です。
　少し気が早いのですが、小さな個体が部分的でなく全葉紅葉させていましたから、何かしらの原因で紅葉ホルモンなどの物質ができてしまったのでしょうね。