森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

クサギ

2013年09月25日 | 自然観察日記
香りついでに多く見かけたものにクサギがあります。人の好みというのがある訳ですが、私はこの香りはあまり好きな方ではないですね。
そういえば先日、志賀高原で見かけたオオヤマレンゲの葉を潰して匂いを嗅いでみて驚いたのですが、同行した数人の方は「いい匂い」というのに、私には匂いが分からないのです。コブシやタムシバなどの匂いは分かるのになぜだろうという疑問が湧いているところです。ここの場面は、珍しいオオヤマレンゲが見つかったので、きっとコブシと同じ匂いがして同行者も同じ仲間であると納得するはずという意識でした。思いもよらず自らのにおいを感知する能力に異常(かどうかわかりませんが)が起こったことに???という心境です。
それはそうと、遺伝子で決まるいろいろなことを見聞きしていますから、クサギの匂いに関しての差異は至極当然のことと受け止めています。

クサギ 花

2013年09月25日 | 自然観察日記
クサギの匂いはいくらか苦手ですが、花は良いですね。咲いた後の苞も素敵な発色をしています。秋遅くまでこの樹の放つ色彩を楽しむことができます。