高原の夏は昆虫の季節でもあります。おりしもクロヒカゲが何頭か舞っていたのですが、何を思ってかそのうちの一頭が手のひらに止まって何やら催促をしている風情。手乗りヒカゲですね。この方の手のひらには蝶には魅力的な匂いでもしていたのでしょうね。蝶に好かれた方は結構ご満悦です。
カヤなどの長い葉を上手に折って巣をつくる習性があるフクログモ。ちょうど「粽(ちまき)」のような形で巣をつくります。子供のころはごく身近にたくさん見かけたものですが、今はさっぱりです。自然の残る草地にくるとようやく見られます。久しぶりに少しいじわるして、中を覗いてみました。
セミは林の中にいるというのが私の感覚なのですが、このエゾゼミは草むらに止まっていました。特に鳴声を出していた訳ではないので雌なのでしょうか?「エゾ」という名がついていても全国的似いる種らしくて北方系の種ではなさそうです。