これはイグサ科のスズメノヤリです。とても栄養のいい株でスズメノヤリにしては大株です。山野の乾燥気味の草地に普通に見られる種です。とはいっても花が咲く時期に気付く程度ですから身近にあってもあまり馴染みのないものかもしれません。
山間の少し陰ることがありそうな適湿の草地にムラサキケマンの大株がありました。この種も普通に見られる野草ですが生活はかなり謎めいた部分があるのだそうです。毒草として知られます。ウスバシロチョウという春に見られる美しい蝶の食草だそうでウスバシロチョウはこの草の毒成分を体に持って自らを防衛するのだそうです。