コウボウムギの群落よりも内陸側にテンキグサの大群落ができていました。イネ科の多年草でこの時期は花にはまだ早く細長い葉が砂地に一面に出ているという景観です。飛砂防止のために柵などが作られている場所ですから意図的に植栽されてそれが繁茂しているということかもしれません。
コウボウムギの群落と混在していろいろな浜の植物が生育しています。その中の一つがハマニガナというキク科の多年草です。そろそろ花も見えてくる頃ですが残念ながら周囲には一花も見当たりません。葉もまだ地面にベタッとついているという雰囲気でようやく成長が開始されたばかりのようです。暖冬といわれながら不順な天候もそれなりにありましたから結局例年と変わらない気がします。