森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ムユウジュ

2021年02月04日 | 自然観察日記
先日イエローサラカに触れましたが、その時に仏教三大聖樹を載せました。
 ①無憂樹(むゆうじゅ)(マメ科):釈迦が生まれた所にあった木
 ②印度菩提樹(いんどぼだいじゅ)(クワ科):釈迦が悟りを開いた所にあった木
 ③沙羅双樹(さらそうじゅ)(フタバガキ科):釈迦が亡くなった所にあった木
このムユウジュがありました。それも花が咲いています。

ムユウジュの花序

2021年02月04日 | 自然観察日記
ムユウジュの解説に
『お釈迦様の母である麻耶夫人が、この花を愛でようと手を伸ばしたとき、右の脇の下から釈迦が生まれ落ちたと伝えられる仏教の聖樹です。生まれ落ちたその直後に七歩歩いて釈迦は上下を指さして「天上天下唯我独尊」と叫んだといわれています。また、この花はヒンズー教でも聖樹とされています。原産地のインドでは、”Ashoca アショカ”(憂いがない)の名前があるため、日本では無憂樹(ムユウジュ)とよばれるようになりました。また、婦人病の薬としても利用されている「女性の樹」でもあります。』
という説明板がありました。

ムユウジュの花

2021年02月04日 | 自然観察日記
ムユウジュはマメ科に分類される種です。落ちていた花を拾って観ましたが典型的なマメ科の構造ではありません。花弁は退化している種だそうで花弁のように見えるのはがくに相当します。