アンスリュウムの花です。花びらのようなものは苞葉といわれるもの。棍棒状のぷつぷつしたものがいわゆる花。写真はまだつぼみ状態で咲いてはいませんね。サトイモ科の花序を肉穂(すい)花序と言われていますが、物によっては上部が雄花で下部が雌花に分かれていたりします。そろそろザゼンソウやミズバショウが話題にのぼる季節です。花を見る機会があったら、そこまで観察するといっそうの興味がわくのではないでしょうか。
熱帯雨林には沢山の着生植物があります。温帯に帰属する越後の山野にも多くはないですが着生という生活をする植物が住んでいます。すぐ思いつくのがヤシャビシャクというユキノシタ科の低木ですが、シダの仲間にポピュラーなものがいくつかあります。これは、イチョウの大木で見つけたオシャクジデンダというシダ植物です。
とにかく水分条件が極めて厳しい環境ですから乾燥に強い仕組みを作り上げないと生きていけません。乾燥時は写真のように枯れた状態ににも見えますが、大丈夫雨が降ればすぐに復元します。でも、凄い能力ですね。
とにかく水分条件が極めて厳しい環境ですから乾燥に強い仕組みを作り上げないと生きていけません。乾燥時は写真のように枯れた状態ににも見えますが、大丈夫雨が降ればすぐに復元します。でも、凄い能力ですね。
新津秋葉の神社の参道は裸の落葉樹のすきまから湯の光を浴びていました。そんな参道脇に昨年の果実が発芽しています。この時期こんな姿を見せるのは、おそらく冬前に発芽を始めそのまま雪消えを待っていたのではないでしょうか。つい最近発芽し始めたというのではないでしょう。発芽しても寒さをしのぐ力を身につけています。
至るところに実が散乱していますから、この森にはリスなどのどんぐりを必要としている動物が少ないということなのでしょうか。それとも、昨年は有り余るほどの実ができたのでしょうか。
至るところに実が散乱していますから、この森にはリスなどのどんぐりを必要としている動物が少ないということなのでしょうか。それとも、昨年は有り余るほどの実ができたのでしょうか。
越後では最も早く咲き出す花でしょうか。雪消えと同時くらいに白い花を咲かせています。これは白玉の滝の散策道のに咲いていたもの。まだ辺りには残雪があります。ユキワリソウの華やかさが脚光を浴びていますが、野草の味わいはオウレンのほうがずっと上です。
見慣れない青い鳥が目の前をぴょんぴょんと移動していきました。あわててカメラを取り出してなんとか収めました。いろいろ調べてイソヒヨドリの雄と判明。海岸に近い岩場などに多いという話ですが、出合ったのは三条の街の真ん中です。羽があるから海岸から飛んで来れるわけですから問題はないのですが、三条には「磯」は似合わないですね。ちなみに、「ヒヨドリ」という名もマッチしないとのこと。ツグミの仲間なのだそうです。
実は越後のユキワリソウは葉の大きさが10cm以上にもなります。同属の種の福井産のミスミソウは葉がせいぜい2cmくらいでしょうか。花は同じなのに葉のサイズが極端に違います。一応越後の種をオオスハマソウという名で分類していますが、同じものと考えても良いと思っています。
ちょうど、フキが北海道や秋田のものは巨大なのに長岡辺りのフキの葉は小さいのと同じ関係ではないでしょうか。
スハマソウ属
ミスミソウ・・・・・・葉小さい。3分裂する葉先が尖る。
オオミスミソウ・・・・葉が大きい。3分裂する葉先が尖る。
スハマソウ・・・・・・葉がやや小さい。3分裂する葉先は丸い。
オオスハマソウ・・・・葉は大きい。3分裂する葉先は丸い。
という区分ですが、つぶさに観察していないのでなんともいえません。形質は連続しているように思えます。
ちょうど、フキが北海道や秋田のものは巨大なのに長岡辺りのフキの葉は小さいのと同じ関係ではないでしょうか。
スハマソウ属
ミスミソウ・・・・・・葉小さい。3分裂する葉先が尖る。
オオミスミソウ・・・・葉が大きい。3分裂する葉先が尖る。
スハマソウ・・・・・・葉がやや小さい。3分裂する葉先は丸い。
オオスハマソウ・・・・葉は大きい。3分裂する葉先は丸い。
という区分ですが、つぶさに観察していないのでなんともいえません。形質は連続しているように思えます。
別名ユキワリソウといいます。こちらのほうが通りがいいのですが・・・。もう、越後の山は一斉に咲き出し満開に近い状態です。あいにく訪れた時間が夕陽が傾くころでそろそろしぼみ始めています。海風も少し寒い日でした。お見せできるような写真ではないのですが・・・。
大欅の500m手前には乳イチョウがあります。信仰の対象であったとのことで市の記念物に指定されています。
http://web01.joetsu.ne.jp/~stein/sangannasi.html
http://web01.joetsu.ne.jp/~stein/sangannasi.html
長岡にも巨木の類がいくつかあって市や県の天然記念物に指定されています。これは、先日散策した栖吉の入り口にある大欅です。目通り10.0mは、新潟県内のケヤキ中2番目だそうです。
http://web01.joetsu.ne.jp/~stein/suyosi-keyaki.html
http://web01.joetsu.ne.jp/~stein/suyosi-keyaki.html