山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

混雑のチベット展

2010-01-12 18:51:42 | できごと・事件
 先日「チベット展」に行く機会がありました。平日だというのにこの混雑はなんだと思うくらいの人出。好奇心のかたまりである日本人の一面を見た思いでした。
 チベットの仏像はやはりインドの影響が強いように思いました。欲望も比較的寛容で、おおらかで、人間に近い像でした。
 日本に仏教が到達することで、洗練され抽象化された仏像になっていったのではないかと思われました。たとえば、日本の仏像は「中性」ですが、チベットでは胸の大きい女性の仏像もありました。
 あらためて、日本の仏像の哲学的な表情に驚嘆します。しかし、日本の多くの宗教者は人間の魂を救うことではなく、葬式と経営に封じ込められてしまったのが、致命的です。いま、日本人の魂が危機であるのに、宗教者のいちばんの出番なのに。
 もう一度、仏像と対話し、生と死・人間と自然とのあり方・自分の方向などの原点にもどりましょうよ。
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