山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

高田渡はスゴイ

2010-02-26 00:13:47 | 出会い・近隣
 高田渡のCDを聞きながら、やはり彼はフォークソングの本質を最も体現したアーティストであることを痛感しています。南こうせつもそれを貫いた歌手は彼だけだったと語っています。
 注目すべきは、庶民や弱者への共感と権力を風刺した歌詞です。戦前活躍した演歌師添田唖蝉坊の風刺や赤貧の詩人山之口獏等の詩に作曲している「新しさ」は、いまだこれを開拓した歌手はいるのだろうか。
 この視点でみると、ニューフォーク以降の歌詞は、小市民的なミーイズムに陥っているように思えてなりません。
 映画ドキュメント「タカダワタル的」はぜひ見ていただきたい。最近、NHK教育TVで「知る楽・こだわり人物伝/高田渉」ではなぎら健壱が的確な評価で語っています。
 長距離のドライブでは高田渉のCDをかけることが多かったのですが、マスコミはどうしてもっと彼の出番を作らなかったのか、とても疑問です。
コメント (2)
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