ききょう寺の圧巻は、多様な石造物の存在。
いちばん関心があったのは、灯篭の種類の多さだが、それは後日に譲ることにする。
一方、かわいい小さなお地蔵さんが多数配置され、短い教えが掘られているが、どうも内容に深さが足らない。
庭の中央に目立った「恋愛観音」も、キキョウの花言葉「変わらぬ愛」にちなんでの観音様だ。
この感性は、顧客への媚びもないではないが、お寺の経営手腕のフットワークの素晴らしさと受け止めたい。
この丘陵地帯は7世紀あたりから古墳になっていたことから、黒御影の「供養塔」が平成3年に建てられている。
庭の奥まった所の展望台隣にひょいと置かれていた。
反対に門をくぐったすぐに、赤い石の「撫で石」があった。
さすがに親しみやすいのか、ツルツルに磨かれている。
この石は「生命の躍動」を表し、災いを防ぐという。
同時に、村のはずれにときどき見られる「六地蔵」があったが、現代的にアレンジしたお地蔵さんが彫られていた。
それはじつにかわいい仕草・表情であり、きっとキキョウ目当ての女性を意識した作品かもしれない。
さらには、犬猫の供養塔も彫られていた。
デザインも練られていて、じつにカワイイ。
こうしたところにも、お寺の経営感覚の柔軟さと努力が感じられる。
それだけではなく、オーソドックスな「十三重石塔」もあった。
一番下の「初層」の4面には梵字の「種子(シュジ)」が「薬研(ヤゲン)彫り」で彫られている。
「末法思想」が流布した平安時代後期に流行した石塔だが、これは新しい。
以前、奈良の談山神社(藤原不比等を祀っている)に行ったところ、木製の十三重塔が珍しいとの記憶が甦った。
かようにして、ききょう寺は植物ばかりではなく石造物のデパートだった。
花があまり見られないときでも十分楽しめられる探検となった。
いちばん関心があったのは、灯篭の種類の多さだが、それは後日に譲ることにする。
一方、かわいい小さなお地蔵さんが多数配置され、短い教えが掘られているが、どうも内容に深さが足らない。
庭の中央に目立った「恋愛観音」も、キキョウの花言葉「変わらぬ愛」にちなんでの観音様だ。
この感性は、顧客への媚びもないではないが、お寺の経営手腕のフットワークの素晴らしさと受け止めたい。
この丘陵地帯は7世紀あたりから古墳になっていたことから、黒御影の「供養塔」が平成3年に建てられている。
庭の奥まった所の展望台隣にひょいと置かれていた。
反対に門をくぐったすぐに、赤い石の「撫で石」があった。
さすがに親しみやすいのか、ツルツルに磨かれている。
この石は「生命の躍動」を表し、災いを防ぐという。
同時に、村のはずれにときどき見られる「六地蔵」があったが、現代的にアレンジしたお地蔵さんが彫られていた。
それはじつにかわいい仕草・表情であり、きっとキキョウ目当ての女性を意識した作品かもしれない。
さらには、犬猫の供養塔も彫られていた。
デザインも練られていて、じつにカワイイ。
こうしたところにも、お寺の経営感覚の柔軟さと努力が感じられる。
それだけではなく、オーソドックスな「十三重石塔」もあった。
一番下の「初層」の4面には梵字の「種子(シュジ)」が「薬研(ヤゲン)彫り」で彫られている。
「末法思想」が流布した平安時代後期に流行した石塔だが、これは新しい。
以前、奈良の談山神社(藤原不比等を祀っている)に行ったところ、木製の十三重塔が珍しいとの記憶が甦った。
かようにして、ききょう寺は植物ばかりではなく石造物のデパートだった。
花があまり見られないときでも十分楽しめられる探検となった。