山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

街のサザンカ・ハゼノキのたくましさ

2013-12-20 21:32:26 | 路上観察
 いつもは車で通り過ぎてしまう場末の道を歩く。
 歩道の街路樹にしたいのだろうが、きわめて日陰の場所だ。
 したがって、成長の悪いサザンカや朽ちてしまったサザンカも多かった。

    
 そんななかでもひときわ花を満開させているサザンカがあった。
 思わず近寄って「えらいなー」と声を掛けた。
 ふだんは人が歩いている姿は殆んど見たことがない歩道なのだ。

                     
 もう一本、赤いサザンカもあった。
 これも見事だった。
 おそらく、道の殺風景な両側を紅白のサザンカで飾ろうとしたのに違いない。
 この2本だけでもオイラの心は温かくなった。

    
 そのうちに、実生で育ったらしい「ハゼノキ」の紅葉に出会った。
 ハゼノキは中山間地によく見られる。
 モミジとまじって紅葉の仲間入りをしている。

 
 ハゼノキの実は、むかしからロウの原料として大きな役割があった。
 実が扁平なのが特徴だ。
 冬の寒さにめげず、青い空を切り裂くように生きる誇りを磨いている。

 サザンカもハゼノキも、劣悪な環境の中でもいのちを全開している姿に背中を押される。

                      
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする