この間の日曜日。フキちゃんの呼びかけで昨年に引き続き2回目のプレイパークが始まった。子ども自体が少ない過疎地でのプレイパークは果たして実現するのだろうかというオイラの杞憂は見事に外れた。東京・神奈川のプレイパークを見に行ってきたフキちゃんの情熱は形となって実現したのだった。
近県からもやってきた参加者約30組くらいの親子はのびのびと原っぱでくつろいでいく。セイタカアワダチソウの枯枝を刈り取りながら荒地はどんどんめくるめくプレイパークへと変身していった。ホステスのヤギさんがみんなを迎えてくれた。子どもたちのほとんどは就学前の幼児だった。プレイパークといえば都会の公園で実施していることが多いものの、それを過疎地で実現させようとする志は高い。
リタイヤ組もちらほら応援に出かける。山猿さんはコーヒーの焙煎をフライパンを使って生豆からやってくれた。時間はかかるが緑っぽい豆から茶色になっていく過程が面白い。オイラは拾ってきたギンナンを炒って食べてもらう。コーヒーもギンナンも好評だった。楽しむのは子どもだけではつまらない。
会場の一角で草刈りをやる人や土を固める人がいた。はじめは何をしているのかわからなかったが、そこに転がっているカラフルな自転車に意味があった。
ちょっとしたサーキット場が手作りで完成。ペダルとブレーキのないランニング自転車「ストライダー」のサーキットが耕作放棄地にできたのだった。さすがみんな若いママパパの発想だ。サーキットづくりをはじめ何も言われなくても自主的にやり切っている姿が素晴らしい。そんな輪のなかに子どもたちがいる。
移住して数年しかたっていないフキちゃん夫婦だが、自分の切実な想いを実現してしまったパワーには脱帽するしかない。これからは地域の人をいかに参加してもらうかという本来的な課題がつきまとう。そのハードルはかなり難関だが、のんびりやり続けることによって希望がやってくる。
オイラのパソコンもやっと機嫌を直してくれた。やれやれ(>_<)