成長がいまいちだった生姜だがなんとか収穫を終えて、それを和宮様はスライスしてから蒸す作業(一枚ずつ並べる)をし、さらに乾燥(これも一枚ずつ並べる)させたうえに、それをミルで粉砕しパウダーを作っていた。それらを手作業でやるのはかなり時間がかかる。ミルで粉にはするものの完全な粉にするためにはすり鉢で仕上げなければならない。
生姜のパウダーがあると通年で生姜を利用できるので便利だ。しかし、市販で買うとなると結構高い。この手間を考えると高価なのも致し方ないと納得もいく。
乾燥は天日干しを基本とするが晴れを継続するのは難しい。そこで、晴れが続かない場合は、家庭用の乾燥機にいれて終日乾燥していく。乾燥が甘いとカビが生えてしまい、味も落ちる。とてもお世話になっている近隣に瓶に入れたパウダーをプレゼントすると大いに喜んでくれる。
こんどは、バタフライガーデンで育てた「ウコン」も同じような手順でパウダーにしていく。ウコンは二日酔い対策のドリンクなどで有名だが、英名の「ターメリック」としてカレーのスパイス・色づけとしても大いに利用されているのは言うまでもない。さて、少量ながらパウダーにはしたものの、それを何に活用するか和宮様は考えあぐねている。鉄分も含有する栄養豊富な食材だが。