ダイダイ・シークワーサー・ユズなどの柑橘類をいただく。さっそく朝の野菜ジュースに活用させていただく。甘みを引き立てるには柑橘類は必須の食材だからだ。ダイダイは酸味や苦みが強く生食は難しい。そのため、ダイダイの活用は正月飾りくらいにしかなかった。そこで、発奮したのが和宮様だった。ママレードを作ってマフィンで食べてみたら見事にグーだった。
ダイダイの皮を剝き、種を取り除き、白ポン酢を作る。白ポン酢は、醤油を入れないことで素材の味を引き立てるものだが、市販にはなかなかみられない。ダイダイは皮が厚いので果汁を確保するのは効率的ではない。
また、ダイダイは、冬が過ぎても実が数年もの間落ちないので、同じ樹に新旧代々の果実が同居することがあるので、子孫繁栄の象徴として正月飾りにも使われる。
ダイダイのママレードを作るには、果肉と皮とを一緒に煮てしまうと苦みが出るので、皮を茹でこぼし、苦みを抜いてから砂糖を加えて煮ていく。おかげで、ママレードの味は濃厚なジャムとなった。体調が今一つではあるけれど和宮様の渾身の踏ん張りがこもっている。