キウイの棚上はジャングル状態になっていた。ミツバチなどが極端に少なくなってきているせいもあるが、秋の収穫は少なかった。今年は生り年のはずなので、このジャングル状態の剪定に着手することにする。天は蒼天の晴れではあるが、風は冷たい。
今までは伸びすぎを適当に剪定していたが、今回は雌雄の枝を考えながら、1本しかないオスの枝が満遍なく広がっていくように注意した。といっても、ぐちゃぐちゃ状態の枝をバサッと伐るのは意外に勇気がいるものだ。
剪定していると空間がありすぎる所と混んでいる所とがどうしても出てきてしまう。棚を支えている単管パイプもあとから追加したのもあり、サイズも違うのでいかにも素人らしい景観だ。技術はないが日照・通風の良い仕立てになることを願う。もう少し、摘果ができるといいのだけれど、これも勇気が必要だ。
それでも、なるべく古い枝は新しい枝に時間をかけて更新していく。昨日の午後は、痛いくらいの寒風が吹くのでさすがに中断した。それでもなんとか少しずつ剪定していき、正味5日くらいかけてやっときょう終了を迎える。作業としては、小さな剪定ばさみでやるより長い刈込鋏でやるほうが効率的であることがやっとわかる。
閑話休題。「病む口にキウイのかけら銀の匙」(ルイ/「川柳月組コミュ」から)。川柳というより俳句並みの含蓄ある作品に驚く。