梅雨のような一日。空を見つめながらそれに対応した作業を決めていく。予報は曇りだったが、実際はぽつりぽつりの雨が断続的に降っていた。気になるほどの雨ではないが長く外にいると寒くなってくる。 そんななかで、きょうはばかにいろいろな蝶に遭遇することが多かった。チャバネセセリは止まってくれないと同定できない。「スジグロチャバネセセリ」は止まると筋が見える。外べりの黒帯が細いと♂ということだ。
コーヒーのフィルターに止まってコーヒーの味覚を楽しんでいるのだろうか。「コジャノメ」が止まった。蛇の目の紋が大小並んでいる。メスのようだ。やや紫色をしている白色帯がやや弧を描いている。似ているヒメジャノメの白色帯は、やや黄色で真っ直ぐだ。
シロチョウには違いないけど、小振りだった。モンシロチョウにしては紋がよく見えない。マツバウンランの蜜を吸っているようだ。野菜のまわりにはモンシロチョウが来ているが、ゆらりと飛翔する「ウスバシロチョウ」のほうが目立つ。
「アオスジアゲハ」もなかなか止まってくれない。焚き火の灰の匂いに誘われたのだろうか、口吻を伸ばして舐めている。翅はステンドグラスのように鮮やかだ。よく見ると赤い紋も見えるので、夏型のオスらしい。
柿の木の枝で休んでいたのは、「オナガアゲハ」らしい。メタリックな色もあったので「カラスアゲハ」かもしれない。ただし、赤い三日月の紋はオナガアゲハに軍配が上がる。どちらでもいいが、クロアゲハも飛び交っていたようで、人間を攪乱させる。庭では「イチモンジチョウ」もいたが、画像にすることができなかった。それにしても、なんと蝶が多くなった一日だったことよ。