山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

ぷらっと路上観察で…

2022-10-24 22:57:21 | 路上観察

 先日、浜松駅近くに車で行った。久しぶりの大都会だった。過疎の山間地を出発してからどんどん外の世界が変わっていく。後期高齢者となって都会での運転はしばらくやってこなかったので心配もした。それでも、むかし都会に住んでいたオイラは路地裏レンジャーだった?? 時間があれば街歩きを楽しんでいた。ちょっとした隙間時間があったので、100mくらいの距離を往復しただけだが久しぶりにマンホールの蓋を探し回る。

 三つのマンホールを発見した。いずれも旧浜松市の市章が真ん中にあるマンホールだった。そこには「下水道」の文字が彫られていた。一つ目は、お台場のような方墳のような四角い突起を周りに散らした滑り止めのデザインだ。左右にフック掛けの鍵穴があった。機能重視のシンプルなデザインだった。

  

 次に見たのは、やはり中央の市章に「下水道」の文字をあしらってあった。その下のほうに「汚水」の文字が見られた。左右に鍵穴があったがそれぞれの形が違うのもポイント。円と直線に雨粒か人間かを表現したように見えたが、よく見られるデザインだ。このデザインは「東京市型」だ。JIS規格の参考図として掲載され全国的に普及した。ただし、それぞれ微妙に違うのでよーく比較しないとわからない。

 「受枠」が6分割のモルタル仕様であるのがレトロっぽい。古くなると雨が降った時は滑りやすい。なお、旧市章のデザインは遠州灘に打ち寄せる波を表現したもの。

  

 最後は、小さな市章に「下」とだけ刻まれたマンホールがあった。下水道かと思ったが、その下側には「ごうりゅう」と刻印されていたので、雨水と汚水との合流管のようだ。中央の周りには亀甲紋とその六角の「原子」がデザインされている。これなら滑り止めはばっちりだ。鍵穴は3か所。

 そしてその外周には、将棋の駒のようなものが並んでいる。星の下の都会の「家」という表現だろうか。その家の大きさには大小あるというのが大発見だ。大を「1」とし、小を「2」とすると、「121121112112」と並んでいるのがわかった。が、この並び方の意味は分からない。

 最近は、カラー版のマンホールが多くなりそのカードも売り始められた。全国を回る余裕があればそれらを見たいところだが、とてもそんな時間はない。しかし、ときどき都会に出かけたときの隙間時間での発見は感動がより大きい。

     

 日本はそのマンホール技術はトップクラスだ。外国はマンホールと道路との隙間があるのでガタガタして騒音がするという。それを解決したのが「勾配受け」という技術だ。しかし、密着度が過度になってしまい蓋を開けるのが厳しくなった。そこで登場したのが「RV」という技術革新だ。これは他の追随を許さないものがあるという。(上の画像は「裏読みWAVE」小林明さんから)

  

コメント
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