このところの驟雨は、お天気雨だったり、突然の強い夕立ちだったり、天気予報が追い付いていけない日々が続く。灼熱の熱さが一時凌げるのはもちろん、水撒きの手間が省けるのも大いに助かるが、そのぶん、雑草の元気すぎる成長率は高齢者には身に余る災害ともいえる。
そんなとき、柿の葉を食べていた珍しい模様のイモムシを発見した。模様がいかにもモダンなので感心することしきりだったが名前がわからない。
さっそく、愛用している小学館の「イモムシとケムシの幼虫図鑑」で調べてみた。しかしこの芋虫にピッタリのものは確認できなかった。ヨトウガとかシャチホコガとかヤママユガとかの仲間に似ている。
上の画像は「オオシマカラスヨトウ」(芋活comから)だが、毛がないイモムシであり、気門である眼目もあるのは似ているが、模様は一致しないし、お尻の翼のような突起はない。
さらに調べてみると、「アオバハガタヨトウ」(センスオブワンだふるweb)も似ているのがわかった。しかし、当該のイモムシの模様とは一致しない。ネット上では「日本産蛾類図鑑」の優れた労作があるが、そこでも発見できなかった。あれだけカラフルな模様なのにまた片っ端から図鑑を見ても見つからないとは、これは新種発見だと小さな胸を張ってみるが…。
カメラも頭だと思ってついお尻を撮ってしまったようだ。両方を撮っておかないと相手を正確に取れえられないということを痛感する。柿の木と言えば、そこに群がる幼虫はふつう「イラガ」が多い。姿はじつに宝石のように美しいが、刺されると痛いのでかねがね注意を払う。今回はイラガとはずいぶん形が違う。
なお、当該のイモムシの名前がわかっている方がいらっしゃればコメントいただければ幸いです。