先月末以来、甲虫類が灯火を求めてやってきた。そんなとき、ひげが長いが体が小さい「ビロードカミキリ」と思われるカミキリムシを迎える。翅の模様にはいろいろあり、仲間も多く同定には混乱を持ち込むので苦労する。特徴だった模様の「ハ型」は必ずしも特徴ではないようだった。 ひげを真横に広げているのは捕獲したことへの警戒信号かもしれない。
いっぽう、かわいいクワガタも遅れじと参入してきた。しかし、オスだとわかりやすいけどメスは同定がかなり難しいのだ。小さいから「コクワガタ」と思っていたが、似た仲間には、スジクワガタ・ヒラタクワガタ・朝鮮クワガタなどがあった。翅の筋が不明瞭なこと、頭部から胸部にかけての流れなどからやっぱり「コクワガタ」かなと思うが確信はない。ほんに、メスは攪乱がお上手だ。
安倍元総理がきょうのお昼前銃で暗殺された。
安倍政治は、安定した政権運営の持続はあったものの、アベノミクスの経済優先の失敗、公文書偽造容認、桜を見る会など不明瞭な政治的予算支出はもちろんのこと、それ以上に、日本の将来の戦略という点では遅れに遅れていたのは否めない。目に見えない孤独感・格差拡大・ストレスの蓄積・同調圧力の浸透など、結果的に日本国民の劣化に手を貸してしまった。そのツケが暗殺を招いてしまったのではないかと思えてしまう。プーチンに騙された安倍君もこれで覚醒しただろうか。
日本の民主主義というものがいかに脆弱なものだったか、今回の暗殺や10日の選挙結果がそれを明らかに示すに違いない。元総理への理不尽な暴力は理由を問わず許せない。やり残したであろう後半の人生を果たせず、悔しさが募るばかりであろう。ご冥福を祈るばかりだ。