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草刈りしていたら向かいのおばさんが血相を変えてやってきた。「知ってた?サツマイモをごっそり食べられているよ」と教えてくれた。さっそく一緒に現場に行くと、防虫網をはがし、根っこの芋を掘り出しその部分だけが見事に食べられていた。
「またかよ、これで3回目だぞ」。当局に報告したら、トウモロコシをバッチリ防御したので弱い環が狙われたのだと分析する。トウモロコシの防御が終わってからサツマイモのきちんとした防御を実施する予定だったがまさにその間隙を突かれたのだ。同じ場所を3回もやられるなんて当局の生ぬるさが問われる。
梅雨明けの暑さ除けにとりあえず、掘り出された苗は水槽に浸けておくことにし、後日植え直すことにする。おかげで汗が顎まで流れてくる。余分の仕事をくれることよ。鑑識課によればやはり、犯人はムジナのようだ。向かいのおばさんの畑の里いもも食べられたそうだ。
さいわい、もう一つの畝には手を出さなかったようで、そこの防御を単管で重しにしておく。この苗はネットで手に入れた品種「シルクスウイート」だったが、それは「紅ハルカ」や「安納芋」をしのぐといわれる注目の新品種なのだ。ムジナはそれをはやくもキャッチしていたようだ。サツマイモがこんなにも早く被害を浴びるのは初めてのことだった。イノシシとの過当競争なのだろうか、当局も困惑を隠せない。