突如電話がかかってきて、ハッサクを収穫することになった。あわてて奥山に向かう。奥山の国道では土砂崩れがありしばらく迂回路で渋滞を待つ。やっと現場に着いたら、先ほどまで猿がやってきて追い出したばかりだという。そういえば、ハッサクの木の近くには猿が食べ散らかした残骸が散らばっている。
ダンボールいっぱいに収穫していただいてくる。食べきれないので一部を知り合いにお裾分けする。最近はミカン類が不作だったせいで価格が高騰していてなかなか手が出せなかった。渡りに舟で大切にいただくことにする。突然の電話に感謝。
帰りの道路には夏ミカンだろうか、採り切れないミカン類が落ちていた。その山にはたわわのミカン類が実っている。高齢化で採り切れないのだろうか、そういう手つかずの木をいくつも後にする。有効に生かせる道がないのだろうか、といつものように思いながら帰路につく。