山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

ギンラン・ギンリョウソウを発見

2022-06-06 21:28:29 | 植物

 先月末、和宮様がウォーキングしたとき、キンラン・ギンランを発見したという。さらにそのそばで、ギンリョウソウも十数本見つけたという。その現場を教えてもらいカメラを構えた。しかし、興奮のあまりか、ピントが定かではない。

            

 というのも、ギンランを見るのは初めてだったからだ。キンランは何回か見たことがあるし、近所の藪でも確認していた。キンラン・ギンランは春に開花する代表的な里山の植物だ。それが近年、次々と絶滅に向かっている。

            

 和宮様によれば、キンランはすでに花が落ちてしまったそうだ。近所のキンランの開花はなかなか確認できなかった。そこは、雑木林ではなく路上の落葉の上だったので栄養源が豊富ではなかったのだろうか。ギンランはキンランよりやや遅めに半開の花を見せてくれるというが、その通りだった。

    

 いっぽう、そのキンラン・ギンラン生育場所の近くは「ギンリョウソウ」の群生地でもあった。同じく、菌根菌から栄養を貰う寄生植物だ。日本ではその風貌から「ユウレイソウ」と言われるが、中国では「水晶蘭」と呼ばれているという。「本人」からすれば、「水晶」と呼ばれたほうが嬉しいに違いない。

        

 このギンリョウソウがツツジ科であるというのが、わからない。どうも外観からは結びつかない。それに、このギンリョウソウの種を食べてまき散らしてくれるのが、ゴキブリだという。もちろん、森にすむ「モリチャバネゴキブリ」ではあるが、これも驚きだ。

 車が通過するその近くでキンラン・ギンラン、そしてギンリョウソウが見られるとはすばらしい。毎年、道路清掃の一環として周辺が草刈りされているからでもある。草刈がされなくなった森はどんどんさびれていくばかりだ。つまり、このキンラン・ギンランやギンリョウソウは、人間との適度な共生関係を結んでいるのだ。その関係を人間は破ると絶滅危惧種に指定せざるを得ないという現実にあるということでもある。

 

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マムシを初めて「粛清」

2022-06-03 22:09:58 | できごと・事件

 一昨日のこと、道路の草刈りをしていたところ石垣下の草むらにマムシがいた。先月末に畑のマムシを処理してもらったばかりだったのに。その経験があったので落ち着いて対応できた。マムシはとぐろを巻いてはいなかった。草刈り機の音で逃げ出そうとしていたようだ。

               

 たまたまナイロンコードの草刈り機を使っていたので、回転を大きくしてマムシをめがけた。すると、コードが2・3回当たったようでマムシは動かなくなった。尻尾のほうの3か所から白い体液が出ていた。とどめに鎌の背中側でマムシの頭を潰す。これで安心。

 しばらくそのマムシを道路に放置していたら数時間後には死体はきれいになくなっていた。ネコかトビか、近くにいたカラスか、持ち去り犯は不明だ。

  

 そういえば、ひと月前にすぐ近くの国道でマムシが死んでいるのを和宮様が発見したばかりでもあった。今年はマムシの当たり年なのだろうか。マムシは一度に6匹の赤ちゃんを産むというから、生息していればけっこうな数がいるわけだ。このところ、10日に1回はマムシに遭遇していることになる。

  

 国道のマムシは車にひかれていたようで、3か所がつぶれて赤い血を出していた。ただし、頭はダメージがないように見えた。ほとんど動かなかったので近寄ってカメラを構えた。数時間後、こちらも誰かが処理したようだ。歩く人間はほとんどいない路上なので、きっと鳥かネコに違いない。食べてしまえば蛇の毒は消化され分解されるので、毒にやられることはないという。

 蛇を触るのはまだできないでいるが、マムシを自前で退治する要領は今回で第1歩を踏み出した。ずいぶん慌てなくなったものだ。しばらくはマムシ注意報発令中の暮らしとなってしまった。

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ボクのポンポンの半分は桑の実だよ!!

2022-06-01 20:57:49 | 野外活動

 きょうね、桑の実を採りにいったんだ。するとね、キジもやってきてね、一緒に桑の実を食べたんだ。キジはときどきケーンケーンと啼いたよ。きっと、メスに向かって「桑の実レストランに食べにおいで」と叫んでいたと思うんだ。

  

 キジは地面に落ちている桑の実を食べていたよ。ときどき座ってくつろいでいたんから驚きだよ。近くに人間がいるのにね。あとそれから、低い枝の葉っぱや実がきれいに食べられてたんだ。どうもそれは「シカが食べちゃったらしい」とトトが言ってたよ。

          

トトさんとカカさんから桑の実をもらったけど、どんどん食べちゃったのでもうこんだけしか残らなかったんだ。やっぱり、真っ黒い実がおいしいね。なかには、実の半分が白っぽいのもあってどうもそれは病気になった実らしいんだ。

 そんでね、これからお昼づくりをするというのに、お腹が桑の実でパンパンになっちゃったんだ。それにね、口のなかもベロも紫色になっちゃった、というわけさ。

  

 お昼は、焚き火したよ。新ジャガをダッチオーブンとかいう鍋で焼いてさ、おばちゃんが作ってくれたタルタルソースをつけて食べたんだ。こんどは、口の周りが白くなっちゃった。それでも、トトさんもカカさんも怒らなくて大笑いしていたよ。それにね、金時というサツマイモも焼いたよ。その焼き芋も食べたからポンポンのぷっくりがどんどんふくれてしまったんだ。

        

 それにね、おじちゃんが焼いてくれたお餅ができてね、畑で採れた大根で「大根おろしにして餅を食べよう」というので、ボクも手伝ったんだよー。そこにね、ポン酢と鰹節を入れてからお餅を一緒にしたんだ。そしてね、食べてみたら辛くなかったんだよ。だからね、お餅を4つも食べたらみんな驚いていたよ。

        

 お昼には、エノキのバター炒めとか新玉ねぎの陶板焼きとかね、ハチクやゴボウが入った煮ものやサラダとかも食べたよ。途中で雨が降ってきたけど、やんだよ。そうしてシリトリゲームやけん玉をみんなでしてたら、おじさんが焼き鳥のボンジリとかイカとか餃子を焼きだしたので、またまた食べ始めたんだ。

 なんだか、お昼と夕飯が一緒みたいになっちゃって、おとなもポンポンが満杯になって、「これ以上入らない、参ったー」と言ってたよ。眠くなったので、夕方にはみんなと別れたよ。ボクはもっと食べられたんだけどね。 

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