野鳥のさえずりが心癒す山里の日々だ。最近は、「アカショウビン」や「アオバト」の美しいさえずりが聞こえてくる。ただし、姿はなかなか確認できない。そんなとき、メジロに似た野鳥を抜根した茶樹のうえで発見。
デジカメの画像を拡大してみたら、目の周りの白い模様が特徴的な「ガビチョウ」(画眉鳥)であることがわかる。ガビチョウは、安価なペットとして輸入された個体が「篭脱け」したり、業者が放鳥したりして野生化したものらしい。その美しい声は複雑でものまねもうまいらしいが、確かに聞いたことはある。しかし、長く聞いているとうるさくも感じられる。
原産国の中国ではふつうに見られるようで、「画眉」と表記して、「塗った眉」という意味だそうだ。ぴったりのネーミングだ。しかし、それが日本の在来種を駆逐する恐れがあるので、特定外来生物に指定されている。日本の野鳥図鑑を見たがガビチョウの項目がなかった。理由がわかったが、番外で掲載してもいいのでは。本人には罪がないからね。