田舎生活の好きなみなさんお元気ですか。
特別養護老人ホームに入所中の四国今治の母が、突然の高熱で病院に搬送という電話で先週の釣はオジャン、容態が安定し、昨日の日曜日、コーラル丸で関門海峡に船出しました。ねらいはアラカブ。
(今治の焼き鳥屋で)
先週、母の見舞いで四国今治の実家に戻り、晩飯に妻と近所の焼き鳥屋でビールを飲んで居ましたら、カウンターの隣の席で私と同じ年恰好の男性が焼酎を飲みながら、店の大将と大分の姫島の狐踊りの話。
姫島は独身の頃、会社の慰安旅行で行った、魚が沢山釣れる島で、懐かしくつい話に割り込んでしまいました。
この男性、私より一つ年上で、出身は今治の向かいにある大島のご出身とか。
3年前、脳梗塞で倒れて胃がんも見つかり、治療が功を奏して生還して以来、人生の残りは毎日、自分は面白く、人には奉仕して生きることにしたそうで、中古バスを改造して寝泊り出きるようにして、四国・九州の田舎や山、温泉に10人程の仲間と遊びまわっているとのこと。ボランティア活動も18種類しているとか。
母のお世話になっている特別養護老人ホームにもよく顔を出しているとのこと。
苅田町在住なら仲間に入れてもらいのにと残念がった次第。
今度、塚原温泉に仲間とこのバスで遊びにいくそうな。この方、釣にも一家言あり、「つりはお魚の気持ちになって釣れば、釣れる、この餌、おいしそうだろうと海底の魚に語りかけていますか」とのこと。
(スターリングラード)
第二次大戦の激戦地、スターリングラードを舞台にした、映画「スターリングラード」がNHKのBS放送で先日放送され、主人公のソ連軍の狙撃兵が、もともと羊を狼から守るため、銃の扱いを覚え、狼を撃つ前、気づかれないため「自分は石だ」と静かに気配を消す場面が繰り返しありました。
今日のアラカブ釣はこれだと、「自分は石だ」と心に念じながら、釣糸を垂れました。
今治の焼き鳥屋で仕入れた「アラカブさん、おいしい餌でっせ」と独り言も忘れず。結果は、船長が4匹、お隣のセブンイレブンのM氏が1匹のアラカブに対し、私は6匹。
前回は私が2匹、船長10匹だったことを考えると「映画スターリングラード」と今治の「焼き鳥屋」のおかげ。
今回は餌がごく自然に海底を漂い(今までは、ビールを飲むたび、ツマミを食べるたびに不自然に餌が上下)アラカブが安心して食いついたものと推定。
(日向ぼっこ)
段々と潮の流れが強くなり、釣終了、まだ昼過ぎ、風は冷たいが、日差しは強い。
コーラル丸の後部甲板(3人が座り込むと満員)に集まり、エンジンを低速にして、潮に乗りながら小倉の港方向にゆっくりと漂う。
川端船長がインスタントラーメンを作ってくれ、舌鼓。
日に照らされ、ポカポカと温まり、足を伸ばして久しぶりの日向ぼっことなりました。