日本ではどういう訳かコロナ感染が下火に。
今がチャンスと、妻と堺と東京に住む子供のところに旅行に出かけました。
コロナ警戒で、控えていた孫見物の旅。
割安のフルムーンパスで、新幹線のさくらに。
2年半前のコロナ前は満席だったが、今日のさくらは乗車率はざっと見、40%程か。
グリーン車に乗りたい放題の切符で、私のような、爺さん婆さんのカップルがグリーン車の客の半分。
堺の娘夫婦の家に転がり込み一泊。
小学生と幼稚園の孫が、近所のたこ焼き屋にたこ焼きを買いに行くと言うので、ついていく。
昔の駄菓子屋が、取扱商品たこ焼きに絞った感じで、大阪のおばちゃんが、子どもたちと掛け合い。
たこ焼き7個で100円、懐のさびしい子供には、マヨネーズせんべい20円も人気。
おばちゃんが、今日はお母さんは一緒でないん?と孫たちに質問、私が、代わりに爺ちゃん‥等。
たこ焼きとマヨネーズせんべいを、二つ袋に分けて、まご2人にそれぞれ持たす、心遣い。
小学生の孫は、小銭の勘定を必死でと、このたこ焼き屋、子どもたちのたまり場でもあり、経済学の勉強場でもある。(冒頭)
家に帰り、賑やかに食べたたこ焼きに、マヨネーズせんべい、味もグッド。
一泊、朝、時間があったので、近所の仁徳天皇の古墳の近くにある大きな公園に。
堺は、千利休等、茶人を輩出した都市で、この公園には、3か所の茶室。
お手頃な価格で、抹茶と茶菓子が出る。
ちょうど、紅葉の時期。
東京の移動の序に、今回は、信州の奈良井宿に一泊。
宿は、200年前に開業、その時の建物を今も使っているという伊勢屋という宿。
ガイドブックに載っている宿を楽天で予約。
満室直前だったが、運よく部屋を取れたもの。
宿のおかみさんの話では、この伊勢屋さん、200年前に、中山道の旅人や馬の宿としてスタート、鉄道が敷設され、中央線か開通すると、客がいなくなり廃業、食堂をやっていたとのこと。
昭和になり、また旅館を再開、現在に。
建物の躯体は200年前のままで、内装は宿泊用に改修。
料理は素晴らしく上手な郷土料理、地酒も美味しい。
料金も良心的。
コロナが無ければ、予約は取れなかったのではと、思ったことでした。
晩御飯のあと、宿の方が、今月食が見えますよとのことで、通りに出ると、澄んだ山の空気を通して、月食に感激。
東京に出て、長男の家に。
孫二人大きくなって、ジジババは、皺が増えたで、2年半の月日の長さを実感。
長男は、地元の消防団の募集があったので、応募して、訓練や、実際の火事に自転車で出動しているとのこと。
私の郷里今治では父の世代は、消防団に入って、火事の時は、法被を着て、火事場に駆けつけていたのを覚えているが、今の東京にも消防団があるのかいと、びっくり。
聞くと、市のあちこちに小型の消防自動車が配置されており、これを火事の時、出して消火活動をしてるのとこと。
いつか発生する東京の直下地震では、同時多発的に火事が発生し、道路は倒壊したビルで、消防自動車の行動が制限されるので、こうした小型消防車の配置と消防団の組織化により、人的な被害を小さくする狙いと思われる。
大地震の時は、正規の消防士だけでは、追いつかない。
長男の話では、チェーンソーで倒れた家屋の梁等を切る訓練もしているとのこと。
自営の方が大半で、長男のようなサラリーマンは少ない。
火事があると、スマホに連絡があるとのことで、50人いる団員のうち、5人集まると、消防自動車が出動とか。
今日の帰りの新幹線ひかり、乗車率は20%程か。
JRを利用したが、時刻の正確さには、脱帽。
これだけ一生懸命に列車を運行してもらっているので、コロナいよいよ下火になり、徐々に私のような旅行再開の爺さん、婆さんが増えてほしいもの。
楽しくもあり、学ぶところも多い5日間の旅でした。