田舎生活の好きな皆さんお元気ですか。
私の遊びの師匠の小倉室町のラーメン屋錦龍のI氏とM画伯の肝いりで、最近ドライブ一泊旅行をよくやる。
昨日、今日と、広島県の鞆の浦に。
(肺炎)
錦龍のI氏、10日前から、のどが痛いと。
旅行の前々日、
「病院へ行ったら肺炎との診察。
今はペットで大の字になって寝ている。
旅行無理、よろしくな」と。
一週間ほどで退院だそうで、やれやれだが、参加の仲間はガッカリ。
M画伯が誘う人は悪友揃い、お行儀が悪い。
I氏の誘う人は、ノンべえばかり。
I氏が抜けると、悪友とノンべえで旅の途中、時々、シラーとした隙間風。
I氏の偉大さを再認識しました。
(M画伯の書生T君)
山陽自動車道を疾走する車の中で、M画伯の馬鹿話で、笑いが絶えない。
ドライバーのM氏がお酒を飲まないので、残りの6人は、ビールで盛り上がる。
M画伯のアトリエに住みついているT氏が話題に。
時々みかけて顔は知っているが、どういう方かは知らなかった。
「近くの公園のトイレで寝泊まりしていた。
6年前、不良グループにいじめられていたので、助けたことがあり、それ以来、山のアトリエに寝泊まりしている。
現在58歳。3食食えて泊まれるので、喜んでいる。
仕事は、難しいことはできないので、単車で新聞配達。
貯金が貯まるようにお金を管理してあげているが、よく交通事故を起こして、散財。」
初めて聞く話で、悪友もノンべエも思わず襟を正す。
「もしかすると、T君は仏さまの生まれ変わりかもしれない。
こうしたお布施をしていると、そのうちいいことあるかも。
宝くじ一等があたるとか」とM画伯。
「そういう気持ちがある間は、宝くじはあたらんよ」と悪友。
いい話を聞いた、旅行に加わった甲斐があった。
(川にカワウソ)
ノンべエのMR氏、平尾台の上に住む大工さん。
目的地の鞆の浦のホテルに着き、宴会をしていると、
「鞆の浦近くの川(芦田川)の土手を走っている時、川にカワウソのような動物がゆっくり泳いでいた。
みんなに知らせてやろうと思ったが、別の話題で盛り上がっていたので言いそびれた」とのこと。
「ウソを言いよる、シャレか」
「ドブネズミだろう」等など、酒の肴に。
「対岸の四国の宇和島方面には日本カワウソが住んでいる。
渡ってきたのかも」との結論に。
帰ってインターネットで調べると、この芦田川にはヌートリアという、ネズミ科の動物が住んでいて、カワウソによく間違えられるとか。
後足にヒレもあり、泳ぐのが上手。
尻尾も入れて、大きいもので体長1メートル。
南米産の外来種で戦前から、毛皮・食用に飼われていたが、逃げ出し野生化したもの。
増えすぎで、駆除しても追い付かないらしい。
http://blog.livedoor.jp/busby6898/archives/cat_50033342.html
今度MR氏に教えてあげよう。
(旅のスポット)
途中、生口島の平山郁夫美術館で絵を鑑賞(玄関でパチリ、冒頭の写真)、鞆の浦沖で坂本龍馬の持ち船が紀州藩の汽船と衝突沈没したさい、損害賠償交渉をした船宿を見たり、今日は、江田島の海軍兵学校跡を訪ね、司馬遼太郎の坂の上の雲の時代にタイムスリップしたり、教養も高めました。
今度の土曜日、江藤正翁(元南海ホークスのエース)と、昭和20年代の下関の歴史をまとめた方のお招きで、下関での記念会に行く予定。
「あんたは、息子みたいなもんだから、一緒においで」と。