田舎生活の好きな皆さんお元気ですか。
悪天候やらビールを飲む会のバス旅行やらでしばらくご無沙汰の関門に今日、強風警報の中、出漁してきました。
(関門の漁師歴40年)
ウィークデーのため、釣客は少なく、今日の関門フィッシングの船は2隻で私はk丸という初めての船。
船長のすぐ横の後ろの席で釣開始。
70過ぎの話し好きの船長で、面白い話を二時間程聞きながらアラカブを狙いました。
船長語録。
①柳川から月に3回程、この船に乗って釣をするグループがある。70歳から90歳のメンバーで、有明海に漁船を持っているが、関門の魚の方が旨いので車を仕立てて来る。一人10匹も釣ると、今日のオカズは確保ということで、釣は止めて、雑談したり、もう帰ろうと昼前でも帰港する。
金がよく続くなーと感心していたが、釣以外道楽無し、小さい店を経営してるそうな。
柳川には丁度3日前にビールを飲む会で川めぐりに遊びにいったばかり。北原白秋、古賀政雄など文人が多数輩出しているが、この釣グループも同じような風流を解する釣仲間らしい。
②大風、大雨の後は、関門に釣りに出ても釣れん。一週間待って釣においで。
③魚探にメバルらしい魚影、船長の声に投入するも食わず→メバルは垂直に山のような魚群だとよく食う、今のは底近くで水平になった魚群でなかなか食わん。
④四月はトラフグが産卵に関門海峡に入ってくる。大きいもので45センチ。他の魚は怖がって、この時期、関門の釣りは低調。
以前は長崎あたりからも関門にトラフグの引っ掛け釣りに漁船が来ていたが今は見ない。
冬だと一匹3万円で市場で売れたが、4月のトラフグは大きくても1万円程度。
⑤5月になると鯛が入ってきて、釣が面白くなる。
⑥アラカブを一度に100匹も市場に出すと値が下がるので、ほどほどにしている。
余ったのは人に上げる。
⑦この船は、使い始めて15年。40年漁師をしてるが7台目。全て中古を購入。
寒波襲来で食いが悪かったが、船の流し方がさすが40年の経歴、ピンポイントでアラカブポイントの真上に船を流して、2時間程で6匹ゲット。
(強風警報)
2時間程、山に風が遮られたポイントで釣っていたが、移動を試みて、潮の流れ(6ノット)に逆らって瀬戸内海側に移動。突風が後ろから吹いてきて、ボキという鈍い音。船長が「ナンジャ」と振り返ると、船尾のマスト(帆を掲げている)を支えている船べりが捲れあがってマストが斜めに傾く。
舟を止めて、帆を巻き、船長より「ゴメン、これでは釣は出来ん、帰港。
今日のお代は要らん。」「マストが倒れかかって怪我せんで良かったな」と私に一言。ヤレヤレでした。
強風警報が出ていたら、釣は止めるか、新しい船に乗ったほうが良さそう。
お代はいらんと固辞する船長に船賃を渡して、帰路に。風格のある立派な船長でした。
というわけで、我家にはお昼前に帰り着き、高校野球観戦となりました。
悪天候やらビールを飲む会のバス旅行やらでしばらくご無沙汰の関門に今日、強風警報の中、出漁してきました。
(関門の漁師歴40年)
ウィークデーのため、釣客は少なく、今日の関門フィッシングの船は2隻で私はk丸という初めての船。
船長のすぐ横の後ろの席で釣開始。
70過ぎの話し好きの船長で、面白い話を二時間程聞きながらアラカブを狙いました。
船長語録。
①柳川から月に3回程、この船に乗って釣をするグループがある。70歳から90歳のメンバーで、有明海に漁船を持っているが、関門の魚の方が旨いので車を仕立てて来る。一人10匹も釣ると、今日のオカズは確保ということで、釣は止めて、雑談したり、もう帰ろうと昼前でも帰港する。
金がよく続くなーと感心していたが、釣以外道楽無し、小さい店を経営してるそうな。
柳川には丁度3日前にビールを飲む会で川めぐりに遊びにいったばかり。北原白秋、古賀政雄など文人が多数輩出しているが、この釣グループも同じような風流を解する釣仲間らしい。
②大風、大雨の後は、関門に釣りに出ても釣れん。一週間待って釣においで。
③魚探にメバルらしい魚影、船長の声に投入するも食わず→メバルは垂直に山のような魚群だとよく食う、今のは底近くで水平になった魚群でなかなか食わん。
④四月はトラフグが産卵に関門海峡に入ってくる。大きいもので45センチ。他の魚は怖がって、この時期、関門の釣りは低調。
以前は長崎あたりからも関門にトラフグの引っ掛け釣りに漁船が来ていたが今は見ない。
冬だと一匹3万円で市場で売れたが、4月のトラフグは大きくても1万円程度。
⑤5月になると鯛が入ってきて、釣が面白くなる。
⑥アラカブを一度に100匹も市場に出すと値が下がるので、ほどほどにしている。
余ったのは人に上げる。
⑦この船は、使い始めて15年。40年漁師をしてるが7台目。全て中古を購入。
寒波襲来で食いが悪かったが、船の流し方がさすが40年の経歴、ピンポイントでアラカブポイントの真上に船を流して、2時間程で6匹ゲット。
(強風警報)
2時間程、山に風が遮られたポイントで釣っていたが、移動を試みて、潮の流れ(6ノット)に逆らって瀬戸内海側に移動。突風が後ろから吹いてきて、ボキという鈍い音。船長が「ナンジャ」と振り返ると、船尾のマスト(帆を掲げている)を支えている船べりが捲れあがってマストが斜めに傾く。
舟を止めて、帆を巻き、船長より「ゴメン、これでは釣は出来ん、帰港。
今日のお代は要らん。」「マストが倒れかかって怪我せんで良かったな」と私に一言。ヤレヤレでした。
強風警報が出ていたら、釣は止めるか、新しい船に乗ったほうが良さそう。
お代はいらんと固辞する船長に船賃を渡して、帰路に。風格のある立派な船長でした。
というわけで、我家にはお昼前に帰り着き、高校野球観戦となりました。