一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

映画『草原の椅子』 ……辛い過去を持った他人同士が繋がっていく物語……

2013年03月12日 | 映画
主に文芸誌に作品を書いていた頃の宮本輝が好きで、 「泥の河」「蛍川」「幻の光」「錦繍」などの初期作品を好んで読んでいた時期があった。 新聞連載などが増えたその後の作品は、 初期作品に比べ、やや大味な感じがして、 最近ではあまり良い読者ではなくなっていた。 映画化された宮本輝作品も、 『泥の河』(1981年・小栗康平監督) 『螢川』(1987年・須川栄三監督) 『幻の光』(1995年・是枝裕和監督) . . . 本文を読む