一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

登吾留山 ……あまり知られていない山で、花に囲まれて過ごすひととき……

2012年04月29日 | 登吾留山
世はゴールデンウィーク。 でも、私にはゴールデンウィークはない。 というか、いつも通り。 日曜と木曜が休みで、あとは仕事。 浮かれ気分はまったくない。 とはいっても、この期間、 長女と二女が、 子供を連れて遊びに来ているので、 とても賑やか。 娘や孫と過ごす時間は、とても楽しい。 今日(29日)の休みは山へ行く予定はなかったけれど、 午前中は娘も孫もまだ眠っている。 この時間を利用して、近くの . . . 本文を読む

八幡岳 ……春の花が咲き乱れる八幡岳に、あなたも遊びにきませんか?……

2012年04月26日 | 八幡岳・女山(船山)・眉山
屋久島から帰って一週間、 圧倒的な大自然を体験して、 しばらく茫然自失の状態であった。(笑) そろそろ動き出さなくては…… 5月13日(日)に、 私の山友、 ネイチャー佐賀の平六さんが主催する、 「八幡岳の自然観察会」が行われる。 下見にはまだ早いが、 様子窺いに八幡岳に行ってみることにする。 新緑が美しい。 新緑と青空はよく似合う。 新緑を見ているだけで、清々しい気持ちになる。 . . . 本文を読む

海抜0mから海抜0mへ・屋久島単独完全縦走③(花山歩道~大川の滝)

2012年04月18日 | 海抜0mからの屋久島完全縦走・単独行
昨日、鹿之沢小屋に到着したときには、 この小屋での泊まりは私ひとりだけだろうと思っていた。 この鹿之沢小屋は、花山歩道と永田歩道の分岐に建っているのだが、 どちらもマイナールートなので、利用者はそうはいないと思ったからだ。 しかし、私が小屋に着いて1時間ほど後に、 40歳くらいの男女ペアが到着した。 男性は山岳ガイド(エコツアーガイド)で、女性は彼の顧客であった。 このペアも明日は花山歩道を歩くと . . . 本文を読む

海抜0mから海抜0mへ・屋久島単独完全縦走②(平石岩屋~宮之浦岳~永田岳)

2012年04月17日 | 海抜0mからの屋久島完全縦走・単独行
屋久杉の森で、ひとり眠る。 不思議な体験だった。 本来なら恐い筈なのに、そんな感覚はまったくなかった。 自然に抱かれているような心地よさであった。 雨は夜通し降り続いた。 深夜には、時折、激しく降った。 屋久島初日、 雨の森を歩くことができた。 屋久杉と苔の森で、身も心も緑に染まっていくようであった。 屋久島2日目は、 第一展望台、第二展望台、平石岩屋、宮之浦岳、永田岳と、 展望を楽しむルート。 . . . 本文を読む

海抜0mから海抜0mへ・屋久島単独完全縦走①(楠川歩道~大株歩道)

2012年04月16日 | 海抜0mからの屋久島完全縦走・単独行
小学生の頃、地図帳を見るのが好きだった。 九州で一番高い山はどこだろうと探していて、 鹿児島県の南に位置する屋久島に、それ(宮之浦岳)を発見したときの驚き。 それは、子供ながらに凄い衝撃であった。 〈こんな小さな島になぜ2000m近い山があるんだろう?〉 なんだか「宝島」を発見したような喜びだった。 山に興味をもつようになってから、 再び屋久島が私の心の内で重要な位置を占めるようになってきた . . . 本文を読む

自宅から登る鬼ノ鼻山 ……カスケードくんと一緒に体力強化登山……

2012年04月12日 | 鬼ノ鼻山・聖岳
今日は早朝にしか空いた時間がなかった。 よって、今回も鬼ノ鼻山。 今日は、いつもと違って、体力強化速攻登山をしたい。 ちょっと考えるところがあって、 今は《体力強化期間中》。(笑) 自宅から鬼ノ鼻山山頂を往復すると、 4時間ほどかかる。 今回は、ザックのカスケードくんにたくさん詰め込んで歩き、 できる限り時間を短縮したいと思っている。 自宅の玄関から登山靴で歩き出す。 道の両側は春の花でいっぱい . . . 本文を読む

徒歩日本縦断(1995年)の思い出・第9回「増毛」 ……名作映画のロケ地で……

2012年04月10日 | 徒歩日本縦断(1995年)の思い出
前回の留萌からなかなか先へ進めない。(笑) すみません。 久しぶりに、「徒歩日本縦断(1995年)の思い出」を更新。 留萌から海沿いに南へしばらく歩いた所に、増毛という町がある。 ここは、名作映画『駅STATION』の主要ロケ地となった町。 だから、私は、ここを訪れるのを楽しみにしていた。 高倉健主演の『駅STATION』という映画を憶えておられるだろうか? 公開されたのは1981年(昭和56 . . . 本文を読む

登吾留山 ……ホソバナコバイモやシュンランが咲き乱れる近くの山へ……

2012年04月08日 | 登吾留山
今日も何かと多忙な一日。 午前中の寸暇を縫って、近くの山へ。 この登吾留山には、ホソバナコバイモが咲く。 背振山系や多良山系や天山などでは、そう珍しくもない花であるが、 近くの低山となると、話は別である。 数年前、この山でホソバナコバイモと出逢った時の感激は、 今でも忘れることができない。 それから毎年春になると、この登吾留山に、 ホソバナコバイモに逢いに訪れている。 今日は歩く範囲を広げ、 ホソ . . . 本文を読む

シリーズ「麓から登ろう!」⑰人形石山・国見岳 ……桜満開の浦ノ崎駅から……

2012年04月05日 | 海抜0mから登る人形石山~国見岳
人形石山(427m)と国見岳(495.6m)は、 ヤマケイの『新分県登山ガイド40 佐賀県の山』には未掲載だが、 『新分県登山ガイド41 長崎県の山』には紹介されている山である。 だから、これらの山名を聞いて、 「ああ、佐賀県の伊万里市と長崎県の松浦市の境にある山だよね」 と、即答できる佐賀県人は、そう多くはないのではないだろうか? 私の場合、 山の存在自体は知っていたが、まだ登ったことがなかった . . . 本文を読む

映画『僕達急行 A列車で行こう』 ……JR筑肥線「駒鳴駅」でロケされた作品……

2012年04月03日 | 映画
佐賀県では、とても話題になっている作品である。 東京と九州が主な舞台の映画なのだが、 伊万里市のJR筑肥線「駒鳴駅」で、重要なシーンが撮影されている。 JR筑肥線「駒鳴駅」は私の家から車で20分ほどの場所にある。 周囲には何もない、田舎の何の変哲もない小さな駅だ。 その「何もない」駅の風景を森田芳光監督が気に入り、 たくさんあった候補の中から、この「駒鳴駅」が選ばれたのだそうだ。 主演は、松山ケ . . . 本文を読む