60歳を過ぎると、
もう大抵のことには驚かなくなる。
それはある意味、哀しいことだ。
できれば、いつも驚くことのできる新鮮な心を持っていたい。
そんな私であるので、
驚くことはめったにないのだが、
たまに、少し驚くこともある。
先日は、「最近、驚いたこと」として、
……三重野慶の超絶リアリズムに観る“一瞬と永遠”……
と題して、写真と見まがうばかりの写実絵画を紹介した。
そのときは、このブロ . . . 本文を読む
「タイ映画史上歴代No.1の大ヒットを記録!」
「世界16の国と地域でサプライズ大ヒット!」
「アジアを席捲する話題のクライム・エンターテインメント」
「高校生版『オーシャンズ11』だ!」
「カンニング編『ミッション:インポッシブル』!」
等々、
映画『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』についての賛辞が、
田舎に住む私にも届いていた。
タイ映画は、私の住む佐賀県とは浅からぬ縁があり、
佐賀 . . . 本文を読む
11月24日(土)
4年前(2014年)の11月下旬に九州オルレの武雄コースを歩いたとき、
その紅葉の美しさに驚いた。
ことに、ゴール近くの桜山の紅葉は見事の一言で、
いつの日かまた歩きたいと思っていた。
今日は、
桜山だけではやや物足りないので、
「御船山」に登った後に、
武雄神社で「武雄の大楠」を見て、
武雄市文化会館の真向かいにある「鍋島藩武雄領主の庭園」で紅葉を愛で、
最後に「桜山」に . . . 本文を読む
聖岳というと、
南アルプスで一番南部に位置する3000m級の山を思い浮かべる人がほとんどだと思うが、
私にとっての聖岳は、家の近くにある標高416mの小さな山なのである。
今日は、昼間は用事があるので、近くの山に朝駆けしようと思った。
近くの山で御来光が美しい山といえば、聖岳。
久しぶりに(約3年ぶり)聖岳で御来光を拝もう。
ヘッドランプを装着して歩き出す。
ゆっくり登って行く。
も . . . 本文を読む
「逢いたい人に逢いに行く」という特別企画の第11弾は、
女優の名取裕子。
某月某日、
地元紙の片隅に、次のような告知が載った。
◆名取裕子さんの音語り「円楽寺錦秋朗読公演」
(11月18日13、16時半、武雄市武内町の円楽寺)女優の名取裕子さんが、自ら書き下ろした「江戸艶姿四季写明鏡」を三味線を弾き、朗読する。成田涼子さん(唄・三味線)、橋口瑞紀さん(笛)も共演。各回定員100人。前売り . . . 本文を読む
この映画を見たいと思った理由は、3つ。
①黒木華と夏帆が出演していること。
②監督が三島有紀子であること。
③古本にまつわる謎解きであること。
黒木華は大好きな女優で、
このブログで初めて彼女のことを書いたのは、
『草原の椅子』(2013年2月23日公開)のレビューであった。
そのとき、私は次のように記している。
遠間憲太郎(佐藤浩市)の娘を演じた黒木華も良かった。
数年 . . . 本文を読む
今日は、久しぶりに、裏山である鬼ノ鼻山に登ろうと思う。
標高の高い山では、秋の花が終わりを迎え、ほとんど姿を消してしまった。
だが、標高の低い里山には、里の花が案外多く咲いている。
珍しい花はないが、花の少ない時期だからこそ、ありふれた花でも貴重なのだ。
鬼ノ鼻山の麓のこの辺りでは、なんと、
ホトケノザや、
ナズナや、
菜の花が、もう咲いていた。
ゆっくり歩いて行く。
オ . . . 本文を読む
世界を魅了した伝説のバンド《クイーン》と、
1991年に45歳の若さでこの世を去ったカリスマ的ボーカリスト、フレディ・マーキュリーを描いた伝記ドラマである。
私は、《クイーン》のファンというほどではないが、
1970年代にイギリスから飛び出した4人組が、
常識を破る革新的な楽曲でスターダムに駆け上がる姿を、
遠くから眩しく見ていた。
本作『ボヘミアン・ラプソディ』は、
フレディがたどってきた愛 . . . 本文を読む
11月10日(土)
久しぶりに土曜日に休みを取った。
午前中は家の用事をこなし、
午後から作礼山へ向かった。
作礼山の紅葉が見たかったからである。
途中、「環境芸術の森」の前を通ると、凄い人出だった。
外から見ても、「環境芸術の森」の紅葉は見事であった。
広い駐車場は満車で、観光バスまで来ている。
「環境芸術の森」があまり知られていない頃の静かな作礼山を知っているだけに、
ちょっと複雑な心境 . . . 本文を読む
人気コミックを原作にしたキラキラ青春映画である。
普段、この手の映画はあまり見ないのであるが、
本作『覚悟はいいかそこの女子。』を見に行った理由はただひとつ。
唐田えりかが出演していたからである。
唐田えりかを、美しき映画女優としてはっきり認識したのは、
濱口竜介監督作品『寝ても覚めても』(2018年9月1日公開)においてだった。
第2回「一日の王」映画賞・日本映画(2015年公開作品)ベ . . . 本文を読む