一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

くじゅう「黒岳」(天狗岩・高塚山) ……紅葉の森を抜けて錦繍の頂へ……

2013年10月30日 | その他・佐賀県外の山
ヤスさんから、 「10月30日(水)に休みが取れました」 との連絡が入った。 10月14日に悟空さんを招いての花ハイキングをして以来、 ヤスさんはほとんど休みが取れず、山へは行っていなかったとのこと。 山へ行きたくて、ウズウズしていたそうだ。 「できれば紅葉登山をお願いします」 とのことだったので、 美しい紅葉が期待できる、くじゅう・黒岳へ行くことにした。 男池から入り、風穴からの往復するオーソド . . . 本文を読む

平戸・佐志岳 ……イトラッキョウを愛でた後に、美しき入江へ……

2013年10月27日 | その他・佐賀県外の山
この時期になると、 平戸にのみ咲くイトラッキョウに無性に逢いたくなる。 あの小さくて可憐な花が、愛おしくてたまらない。 平戸は遠いというイメージがあるが、 我が家から平戸大橋までは車で1時間ちょっとしかかからないし、 イトラッキョウの咲く佐志岳までは、2時間かからずに行くことができる。 今日は午後から用事があったが、 早朝より動き出せば、昼過ぎには帰って来ることができるだろう。 佐志岳登山口に、 . . . 本文を読む

映画『箱入り息子の恋』 ……本年度屈指のラブコメであり、感動作だった……

2013年10月25日 | 映画
佐賀県に住んでいて、 それほど不便を感じることはないが、 文化的な環境だけはやはり如何ともしがたく、 舞台、コンサートはもちろん、 映画も、佐賀で上映される作品は少なく、 それだけが不満だ。 いつもいつも福岡まで見に行くことはできないし、 見逃してしまう作品も多々ある。 今年(2013年)6月8日に公開された映画『箱入り息子の恋』も、 そんな作品のひとつであった。 主演の星野源にはそれほど関心がな . . . 本文を読む

映画『陽だまりの彼女』 ……ピュアな心を失っている世代にこそ見てほしい……

2013年10月23日 | 映画
「女子が男子に読んでほしい恋愛小説No.1」 というキャッチコピーが話題の、 越谷オサムの人気小説『陽だまりの彼女』の映画化である。 予告編を見たとき、 と思った。 で、小説も読まず、 映画評論家などのレビューも読まず、 ほとんど白紙の状態で見に行った。 それが結果的には良かった。 大いに楽しめたし、感動した。 新人営業マンの奥田浩介(松本潤)は、 仕事先で幼なじみの渡来真緒(上野樹里)と1 . . . 本文を読む

大船山 ……かつて所属していた山岳会の仲間と、紅葉を愛でに……

2013年10月20日 | その他・佐賀県外の山
私は、かつて、「からつ勤労者山岳会」(以降「からつ労山」と表記)に所属していた。 6年ほど経験を積ませてもらったが、 次第に単独行が多くなり、 2011年の秋に退会。 以降、シリーズ「麓から登ろう」を続けながら、 「海抜0メートルから登る○○山」や「ゼロ to ゼロ」などを各地の山で行い、 ややマニアックな山行が多くなっていた。 今年になって、30年来の友人・ヤスさんと登ることが増え、 また、オー . . . 本文を読む

天山 ……ランチ付き花ハイキングを企画してみました……

2013年10月14日 | 天山・彦岳
悟空さんとは、ネット上では、数年前からの知り合いであったのだが、 まだお会いしたことはなかった。 時折、私のブログにメッセージを頂いていて、 その文面から読み取れる感受性の豊かさにいつも感心していた。 昨年(2012年)の4月16日から18日の3日間、 屋久島で、「海抜0mから海抜0mへ・屋久島単独完全縦走」というのを行った。 その模様は、このブログにレポを書いているが、 レポの最後に、私は次のよ . . . 本文を読む

映画『そして父になる』 ……脚本の良さが感じられ、映像も素晴らしい……

2013年10月10日 | 映画
今年(2013年)7月~9月のTVドラマで、 最も視聴率が良かったのは『半沢直樹』であったが、 私が最も良いと思ったドラマは、 坂元裕二脚本、満島ひかり主演の『Woman』であった。 満島ひかりの演技も素晴らしかったが、 坂元裕二の脚本には舌を巻いた。 同じ坂元裕二の脚本で、 今年(2013年)1月~3月のTVドラマで、 最も面白かったのが、『最高の離婚』。 このドラマには、私の好きな真木よ . . . 本文を読む

八幡岳の秋をたずねて2013 ……白花のキバナアキギリに逢えたよ……

2013年10月06日 | 八幡岳・女山(船山)・眉山
ネイチャー佐賀主催の八幡岳自然観察会に初めて参加したのは、 2007年10月7日であった。 当時は、Hさん夫妻が担当されていていた。 この初参加以降、 年に2回(春と秋)開催されるこの観察会に、 私は都合のつく限り参加してきた。 「毎年、咲いている花は同じなんだし、1回行けば十分なんじゃないの?」 と言う人がいるかもしれない。 だが、それは違う。 観察会が行われる時期は毎年ほぼ同じだが、 その年そ . . . 本文を読む

映画『許されざる者』 ……クリント・イーストウッド版を超えた傑作……

2013年10月02日 | 映画
リメイク作品は難しい。 これまでにも名作のリメイク作品が何度も現れたが、 そのほとんどは失敗に終わっている。 作品そのものはそれほど悪くなくても、 名作であるオリジナル作品と比較され、 失笑される。 リメイク作品の悲惨な運命だ。 だから、自分の名を汚したくない映画監督は、 リメイク作品には手を出さない。(笑) 李相日監督作品『許されざる者』は、 第65回アカデミー賞で作品賞など4部門に輝いた19 . . . 本文を読む