1993年に雑誌「CUTiE」で連載されていた岡崎京子の同名漫画を、
行定勲監督が実写映画化したものである。
岡崎京子と言えば、
沢尻エリカ主演の傑作映画『ヘルタースケルター』(2012年)の原作者でもある。
蜷川実花が監督したこの『ヘルタースケルター』を、私は、
……沢尻エリカと寺島しのぶの覚悟が傑作を生んだ……
とのタイトルでレビューを書いた。(レビューはコチラから)
岡崎京子の世界観が好 . . . 本文を読む
私が購読している新聞には、
「きょうの言葉」というコラムがあって、
毎日、楽しみに読んでいるのだが、
2月25日(日)の言葉には、
格別の共感を抱いた。
「それでは、またね」と言って二度と会わないことの方が圧倒的に多いんだよ。(小池一夫)
突然、友の訃報を聞く。
何年も年賀状の交換しかしていなかった。学生時代には毎日のように一緒にいて、若気の至りで苦い体験も一緒にした。悪友だった。
就職 . . . 本文を読む
NGT48でキャプテンを務める北原里英の映画初主演作である。
初主演作に、白石和彌監督作品を選んだのは、北原里英本人だという。
私から言わせると、
「スゴイ!」
としか言いようがない。
白石和彌監督といえば、
『凶悪』(2013年)
『日本で一番悪い奴ら』(2016年)
『彼女がその名を知らない鳥たち』(2017年)
など、ある意味ヤバイ作品ばかりものしている監督なのである。
(タイトルをクリ . . . 本文を読む
今日は公休日であったが、
何かと忙しい一日で、
寸暇を縫って近くの里山を歩いてきた。
まず向かったのは、セリバオウレンの群生地。
もうたくさん咲いていて、早くもピークを迎えていた。
でも開き始めのものもあって、
もうしばらくは楽しめそう。
近くの里山でセリバオウレンを見ることのできる“幸せ”をかみしめる。
ずっと見ていても飽きることがない。
本日のベストショット。
次に . . . 本文を読む
昔、『ジャンプ』(2004年)という映画を見たことがある。
佐藤正午の小説を映画化したもので、
ネプチューンの原田泰造が主演し、
牧瀬里穂や笛木優子などが共演していた。
佐藤正午の友人でもある竹下昌男の監督デビュー作であった。
佐藤正午の『ジャンプ』は好きな小説だったし、
ロケが佐賀県内でも行われたという興味も手伝って、
かなり期待して鑑賞した記憶がある。
地味だが、丁寧に創られた作品で、
愛 . . . 本文を読む
久しぶりに天山に登ることにした。
とは言っても、2週間ぶりだけどね。
TV「ボクらの時代」を観て、
7:30頃に車で家を出る。
天川登山口に向かうが、
途中から道はアイスバーンになっていた。
この辺りから歩いて行くことにする。
多分、雪山だろうと思って、登山靴も雪山仕様。
滑らないように気をつけて登って行く。
道の脇には、氷の芸術品が……
左の氷筍は、長さが1mくらいあった。
. . . 本文を読む
映画監督を夢見る青年・健司(坂口健太郎)が、
密かに想いを寄せるのは、
通い慣れた映画館・ロマンス劇場の映写室で見つけた、
古いモノクロ映画のお姫様・美雪(綾瀬はるか)。
今は誰も見なくなったその映画を、
毎日のように繰り返し見ていた健司の前に、ある日奇跡が起きる。
美雪が健司の目の前に突然現れたのだ。
その日から二人の不思議な同居生活が始まった。
モノクロの世界しか知らない美雪 . . . 本文を読む
短い人生、
逢いたい人には逢っておいた方がイイ……
ということで、
今年(2018年)から始めた「逢いたい人に逢いに行く」という企画。
第1弾は、E-girlsのパフォーマーであり女優の石井杏奈であった。
で、先日、早くも第2弾を実施した。
逢いに行ったのは、薬師丸ひろ子。
元々、好きな女優ではあったのだが、
どうしても逢ってみたいと思ったのは、
ある動画を観たことに由る。
それは、2013 . . . 本文を読む
関西方面へ行く機会があったら、
六甲山の魚屋道(ととやみち)を歩いてみたいと、かねてより思っていた。
魚屋道とは?
江戸初期から、
灘地方と有馬を結ぶ東六甲最古の山越え交通路で、
当時の絵地図では、
森から山に登り、
蛙岩、山の神、風吹岩、東お多福山、本庄橋、一軒茶屋、射場山山腹、有馬のルートを通り、
「六甲越え」と呼ばれていた。
幕府が、灘から有馬への正規の街道を、
西宮、宝塚、船坂、有 . . . 本文を読む
公開日(2018年1月27日)に見た映画なのだが、
レビューを書くのが遅れてしまった。
映画を見た印象もそれほど悪くなかったのだが、
本作以降に見た映画のレビューを先に書いているうちに、
なんだか書くのが億劫になってしまっていた。
で、出勤前に、ちょっと書いていこうかという気になった。
東京都葛飾区小菅のアパートで女性の絞殺死体が発見される。
被害者は滋賀県在住の押谷道子。
殺害現場とな . . . 本文を読む