一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

海抜0メートルから登る北アルプス「剱岳」 ④剱澤小屋~雷鳥平~室堂~富山

2014年08月06日 | 海抜0mから登る北アルプス「剱岳」単独行
今回は、 剣山荘ではなく、なぜ剱澤小屋だったのか? 理由① 剣山荘は、予約なしでも泊めてくれるが、宿泊者が多くて一枚のフトンに複数人寝ることがある。 剱澤小屋は予約を基本とし、宿泊者が定員を超えることが少なく、一人につき一枚のフトンのことが多い。 これは、どちらが優れているということではなく、それぞれの小屋の基本姿勢だと思う。 緊急時は予約なしでも泊めてくれる小屋がイイし、剱岳により近い小屋がイ . . . 本文を読む

海抜0メートルから登る北アルプス「剱岳」 ③剱岳山頂~別山尾根~剱澤小屋

2014年08月05日 | 海抜0mから登る北アルプス「剱岳」単独行
剱岳山頂で奇跡的な出会いをしたtachiaoiさん達と別れ、 私は、剱澤小屋に電話した。 2週間ほど前、 剱澤小屋に予約の電話をしたとき、 「当日は室堂から来られますか?」 と訊かれ、 「いいえ、馬場島から早月尾根を登ってきます」 と答えたら、 予想外の返事だった所為か、ちょっと間があり、 「それなら、剱岳山頂に着いたら小屋の方に電話をお願いします」 と言われたのだった。 たぶん、何時に着くか心 . . . 本文を読む

海抜0メートルから登る北アルプス「剱岳」 ②馬場島~早月尾根~剱岳山頂

2014年08月05日 | 海抜0mから登る北アルプス「剱岳」単独行
8月5日(火) 午前2時起床。 準備をして2時半頃に外に出る。 しかし、外は雨。 しかも、かなり激しく降っている。 風も強い。 標高760mの馬場島で、この風雨。 「剱岳山頂ではもっと大変なことになっているだろう……」 と思ったら、気持ちが萎えた。 このまま雨が降り続けば、 たとえ早月小屋まで登ったとしても、 そこから先は、小屋のおやじさんに止められる。 引き返すしかない。 「さて、どうしたものか . . . 本文を読む

海抜0メートルから登る北アルプス「剱岳」 ①滑川~蓑輪~伊折~馬場島

2014年08月04日 | 海抜0mから登る北アルプス「剱岳」単独行
「佐賀県で一番好きな山は?」 とか、 「九州で一番好きな山は?」 とか訊かれたら、大いに迷うところだけど、 「日本で一番好きな山は?」 と訊かれたら、 たぶん迷わず即答するだろう。 「剱岳」と。 剱岳に登ったのは、もう4年前のことになる。 会社から4日間の連休をもらい、 初日は、佐賀から室堂まで。 2日目は、立山三山を縦走し、剣山荘まで。 3日目は、剱岳登頂後、大日三山を経て、大日小屋まで。 4 . . . 本文を読む