映画『四月の雪』によってソン・イェジンを初めて見る人は、なぜ彼女が「韓国映画界の宝石」と呼ばれているのかが、たぶん解らないのではないかと思う。
それくらい、この映画のソン・イェジンは、自らの輝きを消し去っている。
これはできるようでなかなかできないことだ。
まだ23歳だというのに、まるで中年女のように打ちひしがれた表情を見せる。
何年も結婚生活をしてきた女の疲れや哀しみが体全体から伝わってく . . . 本文を読む
封切初日の第1回目の上映を見た。
結論から先に言うと、「私の好きな作品がまたひとつ増えた」ということだ。
日本のご婦人方に大人気のペ・ヨンジュン。
「韓国映画界の宝石」と呼ばれる女優ソン・イェジン。
『八月のクリスマス』『春の日は過ぎゆく』と、地味な作風ながら心に響くラブストーリーの傑作を撮り続ける名匠ホ・ジノ監督。
この三者によって、新たな大人のための大人のラブストーリーが誕生した。
極端に . . . 本文を読む