今年(2017年)の春、
又吉直樹の『火花』に続く二作目の小説『劇場』を「新潮」(4月号)で読んだ私は、
そのブックレビューを書こうと思い、
実際に書きはじめていた。
まず、『火花』のことを書き、
その後に『劇場』について書く予定であった。
だが、『火花』について書き始めたところで止めてしまった。
長くなりそうだったし(時間がかかりそうだったし)、
そんなもの書いている暇があったら、もっと本を . . . 本文を読む
今日(11月26日)は、
佐賀県生物多様性保全事業(2017年度)、
「黒髪山の自然を守る連絡協議会」主催の、
「黒髪連山の自然観察登山会 5」に参加し、
野鳥観察と植物観察をして楽しんできた。
講師は、
野鳥が、馬場清氏。(日本野鳥の会佐賀県支部所属)
植物が、松尾優氏。(黒髪植物の会代表)
野鳥に関しては、私は、まったくの門外漢なので、
今回は、植物に関してだけレポしたいと思う。
(とは . . . 本文を読む
リーフさん、ミーちゃんの案内で、
金立山の東南尾根ルートを初めて登り、
緑のシャワーロードを下ったのは、
2009年11月26日であった。
紅葉真っ盛りの時期で、
東南尾根ルートの鮮やかな紅葉に驚嘆し、
「赤のシャワーロード」と化した「緑のシャワーロード」に感嘆の声を上げた。
以来、ほぼ毎年、
同じコースを単独で歩いている。
紅葉のピークは、年ごとに違っていて、
11月下旬のこともあれば、12 . . . 本文を読む
私が映画を見始めた頃、
小学生から中学生時代にかけて(1960年代)、
外国映画といえば、フランス映画であった。
『太陽がいっぱい』(1960年)
『勝手にしやがれ』(1960年)
『去年マリエンバートで』(1960年)
『突然炎のごとく』(1961年)
『シベールの日曜日』(1962年)
『太陽はひとりぼっち』(1962年)
『シェルブールの雨傘』(1963年)
『アイドルを探せ』(196 . . . 本文を読む
女優、歌手、脚本家、小説家、書評家、コメンテーターなど、
多方面で活躍している中江有里さんの新著『わたしの本棚』(PHP研究所)が刊行された。
その発刊を記念して、
11月19日(日)14時から、
「読むこと、生きること」と題するトークイベントが、
福岡の西南学院大学・博物館講堂で開催された。
最近は、女優業よりも文筆業の方が主になっているので、
昔の歌手や女優として活躍していた時代の . . . 本文を読む
『ブレードランナー』(1982)の続編として、
今年(2017年)10月6日に全米公開された映画『ブレードランナー 2049』は、
ボックスオフィスで初登場1位を獲得したにもかかわらず、
その週末の全米興行収入の予想(4500万~5000万)に対し、
実際の興行収入が3150万ドル(約36億円)だったことから、
本国メディアがこぞって「大コケ」と報じた。
それを受けて、日本のメディアも、
何も . . . 本文を読む
今秋のTVドラマで、
極私的にとても気に入っているドラマは、
NHKのドラマ10『この声をきみに』だ。
朗読教室を舞台に描く、楽しくも切ないヒューマンコメディーで、
私の好きな麻生久美子や、
ミムラや、
堀内敬子が出演していたので観始めたのだが、
これが、なかなかの作品で、
毎週……と言いたいところだが、選挙の政見放送などで放送されない週もあり、
毎回……欠かさず観ることになったの . . . 本文を読む
今日は、午前中に用事があったので、遠出はできず、
できれば近くの山で紅葉を楽しみたいと思った。
近くの山で紅葉が美しいのは作礼山。
登山口は9合目にもあるので、短時間で登ることができる。
用事を済ませ、急いで作礼山へ。
“環境芸術の森”にも寄ろうかと思ったが、駐車場は満車。
観光バスまで来ている。
すごい人出だ。
よって“環境芸術の森”はスルーし、作礼山へ向かう。
“平之神社”の前を通ったら . . . 本文を読む
今日は、昼間に用事があったので、
天山に御来光登山してきた。
天川登山口に到着。
すぐに準備をし、軽くストレッチ。
ヘッドランプを装着し、出発する。
(フラッシュ撮影)
いつもの場所でパチリ。
もうすぐ山頂。
天山山頂(1046m)に到着。
強い風が吹いていて、かなり寒い。
佐賀平野の向うに、有明海が見える。
あの辺りから太陽が顔を出すだろう。
ズーム。
かなり明 . . . 本文を読む
人気ミステリー作家・米澤穂信デビュー作『氷菓』の実写映画化である。
『氷菓』は、
文化系部活動が活発なことで有名な進学校・神山高校で、
「古典部」という廃部寸前の部活に入部した男女4人が、
学校生活に隠された謎に挑むミステリーで、
《古典部シリーズ》として、
『氷菓』(2001年10月31日 角川スニーカー文庫のち角川文庫)
の他、
『愚者のエンドロール』(2002年7月31日 角川スニーカー . . . 本文を読む