今日は午後から用事があったので、午前中に山登りをしようと思った。
それと、もうひとつ。
どこかで美味しい昼ごはんを食べたい……。
気になっていた店があった。
武雄市北方町にある「工房わらべ」である。
オーナーの宮原としえさんは、古裂(こぎれ)収集家。
20年ほど前から、武雄市朝日町の自宅で、江戸末期から昭和初期の古絣や日用家具を展示販売されていた。
1995年、コレクションの一部をまとめた『絣・筒 . . . 本文を読む
10月から11月初旬にかて、映画館で映画を見るたびに、この『ハッピーフライト』の予告編を見せられていた。
この予告編を見る限り、『ハッピーフライト』は、それほど面白い作品とは思えなかった。
まず、出演者が地味だと思った。
人気女優の綾瀬はるかは別として、田辺誠一、時任三郎、寺島しのぶ、田畑智子など、ちょっと地味過ぎやしないかと、余計な心配をしたくなるほど……。
それに、なんだか、おちゃらけた雰 . . . 本文を読む
黒髪山系の青螺山に登ってみたいというネット仲間と一緒に、青螺山に登ることになった。
参加したのは、
お母ちゃん、フミコさん、kazuさん、やまめのたよりさん、タクの5人。
青螺山に登ったことがあるのは私だけなので、私が案内役を買って出た。
お母ちゃんと会うのは9月4日(天山)以来2度目。(でも私はこの他でも時々天山でお見かけしていた)
フミコさんは、お母ちゃんが香港・マカオ旅行で知り合ったお友達。 . . . 本文を読む
昨夜は仕事から遅くに帰宅したので、山沿いで雪が降ったことは知らなかった。
今朝の新聞で、天山で初冠雪したことを知った。
佐賀地方気象台によると、平年より15日、昨年に比べて41日も早いとのこと。
11月の初冠雪は、6年ぶりだそうだ。
外が明るくなってから、天山を眺める。
「おっ、まだ雪が残っている!」
どうせ少しだけ降ったのだろうし、もう雪は消えているだろうと思っていたのだ。
だから、ちょっと驚き . . . 本文を読む
十代の頃に聴いた曲というのは、なぜだかいつまでも記憶に残っている。
1973年に聴いたアルバート・ハモンドの「落ち葉のコンチェルト」という曲は、忘れようにも忘れられないある思い出と共に、強く私の脳裏に刻み込まれている。
とりわけ、秋になると、この曲がいつも私の内に流れている。
紅葉が終焉をむかえ、裸木が目立ち始めると、地面は落ち葉に覆い尽くされる。
空気はピンと張りつめ、風は肌を刺すように冷たくな . . . 本文を読む
山を歩くことと同じくらい、町を歩くことも好きである。
大都会よりも、地方都市。
街よりも町。
クラシック音楽が好きで、時々コンサートに出かける。
有名な演奏家は、大都市でしかやらないし、チケット代も高く、入手困難。
私の場合は新人の演奏家専門。
毎年年末に「日本音楽コンクール」の模様がNHKで放送される。
そこで有望な新人をチェックしておいて、佐賀県及び近県に来た時に、聴きに行くのだ。
新人の場合 . . . 本文を読む
男池から出発し、かくし水、ソババッケを経て、風穴に至る。
ここから見る黒岳はもはや紅葉を終え、冬支度を始めていた……
……な~んちゃって!
済みません、ここは「くじゅう」ではありません。
武雄市と伊万里市の境にある「黒岳」です。
佐賀県にも「黒岳」があるのです。
標高368m。
黒髪山系のすぐとなり。
山と溪谷社から出ている『新・分県登山ガイド40 佐賀県の山』にも掲載されていない地味ぃ~な里山 . . . 本文を読む
最近はテレビを見なくなった。
まったく見ないわけではないが、昔に比べると、見る時間が極端に減った。
今年の夏など、北京オリンピックの中継は一度も見なかった。
開会式や閉会式も見ていないし、どんなことが行われたかも知らない。
知りたいとは思わないし、知る必要もない。
TVドラマもほとんど見なくなった。
年々面白いドラマは減っていくし、私自身のTVドラマに対する関心も薄れていっている。
連続ドラマ . . . 本文を読む
《前略 蔵王のダリア園から、ドッコ沼へ登るゴンドラ・リフトの中で、まさかあなたと再会するなんて、本当に想像すら出来ないことでした》
この文章で始まる宮本輝の『錦繍』は、私の好きな小説のひとつである。
往復書簡によって、孤独を生きてきた男女の過去が、美しい布を織りなすように語られる。
涙しながら、この愛と再生のロマンを何度読み返したことか……
今年も「錦繍」の季節がやってきた。
あの、神の手で織 . . . 本文を読む