一人読書会の第7回は、
ウラジーミル・ナボコフの『ロリータ』。(今回のテキストは新潮文庫の若島正訳)
『ロリータ』(Lolita) は、
ロシア生まれのアメリカ合衆国の作家、ウラジーミル・ナボコフの小説で、
1940年に渡米したナボコフは、
教職のかたわら、この作品を1948年から書き始め、1953年には完成させている。
しかし、性的に倒錯した主題を扱っていること、難解な内容であること . . . 本文を読む
一人読書会の第6回は、川端康成の『眠れる美女』。(今回のテキストは新潮文庫)
5つの章から成る中編小説で、
川端康成の後期を代表する前衛的な趣の作品。
すでに男でなくなった有閑老人限定の「秘密くらぶ」の会員となった老人が、
海辺の宿の一室で、意識がなく眠らされた裸形の若い娘の傍らで一夜を過ごす物語で、
デカダンス文学の名作と称されている。
【川端康成】(1899~1972)
1899(明 . . . 本文を読む
一人読書会の第5回は、柏原兵三の『夏休みの繪』。
『寿命図鑑 生き物から宇宙まで万物の寿命をあつめた図鑑』(いろは出版 )によると、
日本人の平均寿命の推移は次のようになっている。
縄文時代:15歳
弥生時代:18歳から28歳
古墳時代:25歳未満
飛鳥・奈良時代:20歳未満
平安時代:30歳から40歳
鎌倉時代:24歳
室町時代:16歳
安土桃山時代:3 . . . 本文を読む
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新しいカテゴリー「一人読書会」の第4回は、
安部公房の長編小説『砂の女』。
まだ老眼鏡やルーペに頼らずとも(裸眼で)小さい活字も読めることもあって、
この「一人読書会」で読む小説は、(電子書籍などではなく)紙の本にこだわっていて、
第1回の『オリンポスの果実』は、昭和に . . . 本文を読む
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新しいカテゴリー「一人読書会」の第3回は、
大江健三郎の長編小説『個人的な体験』。
まだ老眼鏡やルーペに頼らずとも(裸眼で)小さい活字も読めることもあって、
この「一人読書会」で読む小説は、(電子書籍などではなく)紙の本にこだわっていて、
第1回の『オリンポスの果実 . . . 本文を読む
新しいカテゴリー「一人読書会」の第2回は、
石原慎太郎の『太陽の季節』。
まだ老眼鏡やルーペに頼らずとも(裸眼で)小さい活字も読めることもあって、
この「一人読書会」で読む小説は、(電子書籍などではなく)紙の本にこだわっていて、
第1回の『オリンポスの果実』は、昭和に刊行された新潮文庫で読んだ。
第2回の『太陽の季節』は、雑誌「文藝春秋」に掲載されたものを読もうと思う。
石原慎太郎が亡くな . . . 本文を読む
還暦は「暦が還る」という意味がある。
昔の日本では、
古代中国の陰陽五行思想に由来した「十干十二支」と呼ばれる暦を使用していて、
十干十二支には、
十干(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)と、
十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)を組み合わせた60通りの分類があった。
すべての組み合わせが一巡するのに60年を要し、61年目に最初の組み合わせに戻る。
本卦還りとも呼ばれ . . . 本文を読む