一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

映画『空白』 ……寺島しのぶ、片岡礼子、田畑智子、趣里の演技が秀逸……

2021年09月28日 | 映画
𠮷田恵輔監督作品である。 初期の作品は、 『純喫茶磯辺』(2008年) 『ばしゃ馬さんとビッグマウス』(2013年) 『麦子さんと』(2013年) 『銀の匙 Silver Spoon』(2014年) など、明るくて、クスッと笑える作風が特徴であったのだが、 『ヒメアノ〜ル』(2016年)から、ガラリと変わり、 「本当に𠮷田恵輔監督作品?」 と叫びたくなるほどの変貌ぶりに驚かされた。 無 . . . 本文を読む

天山 ……リンドウ、アキノキリンソウ、白花のムラサキセンブリが開花……

2021年09月23日 | 天山・彦岳
9月22日(水) 昨夜、雷を伴った激しい雨が降ったが、 今日の天気予報は「晴れ」。 気になっている花もあったので、 今日も天山へ向かったのだった。 途中、 アケボノソウや、 レイジンソウの群生地に立ち寄り、 天川登山口駐車場に到着。 今日も一番乗り。 すぐに出発。 登り始めてすぐの所にツルニンジンが咲いている。 ゆっくり登って行く。 ヒメアザミ、 ア . . . 本文を読む

映画『少年の君』 ……無表情のままに感情表現をするチョウ・ドンユイに驚嘆……

2021年09月20日 | 映画
映画『サンザシの樹の下で』(2011年日本公開)を見たのは、 もう10年も前のことになる。 『初恋のきた道』(2000年日本公開)のチャン・イーモウ監督作品ということで見たのだが、 主演のチョウ・ドンユイの純朴な美しさが光る佳作であった。 チョウ・ドンユイは、『初恋のきた道』でのチャン・ツィイーに匹敵するヒロインであり、 私は、このブログで、 ……水彩画のように淡く儚げな純愛…… とのサブ . . . 本文を読む

八幡岳 ……ナンバンギセル、シロバナアキギリなどの花々を楽しむ……

2021年09月18日 | 八幡岳・女山(船山)・眉山
9月18日(土) 久しぶりに土曜日に休みが取れたが、 タンナトリカブト、マツムシソウ、ムラサキセンブリなどが咲き揃う天山は、 週末は登山者が押し寄せることが予想されるので、 今日は八幡岳に登ることにした。 まずは「蕨野の棚田」へ御挨拶。 ハートの部分にも稲が育っている。 いつもの場所でパチリ。 八幡岳の山頂は雲がかかっていて見えず。 八幡峠からの道を歩く。 7月下旬から8月 . . . 本文を読む

天山 ……ムラサキセンブリ、そしてセンブリやオタカラコウも咲き始めた……

2021年09月17日 | 天山・彦岳
9月16日(木) 今日は午後から仕事であったが、 久しぶりに晴れたので、 早朝、天山に登ることにした。 もうそろそろムラサキセンブリが咲き出す頃だと思ったからだ。 7:30 天川登山口駐車場に着くと、 朝早いこともあって、さすがに一台の車もなかった。 嬉しい。 出発。 しばらく登ったところで、 ツルニンジンを見つけた。 大好きな花なので、嬉しい。 あめ山分岐を通過。 . . . 本文を読む

映画『子供はわかってあげない』 ……上白石萌歌の躍動感あふれる青春映画……

2021年09月13日 | 映画
沖田修一監督作品である。 このブログでも、 『横道世之介』(2013年) 『滝を見にいく』(2014年) 『モリのいる場所』(2018年) 『おらおらでひとりいぐも』(2020年) などのレビューを書いているし、 好きな監督の一人である。 どこか浮世離れしたような個性的な登場人物を、 ゆったりとした時間の中で丁寧に描いた作品が多く、 クスッと笑えるようなユーモアもあり、 どの作品も人間愛 . . . 本文を読む

天山 ……レイジンソウが咲き始めた散歩道で、色々な秋の花を楽しむ……

2021年09月10日 | 天山・彦岳
9月9日(木) 今日は私の公休日で、天気予報は「晴れ」。 ならば天山へ。 今日は散歩道で花散策し、 その後に山頂を踏むつもり。 まずは、アケボノソウ。 ここはアケボノソウが数十、いや数百株はあるであろう群生地。 まだほとんどは蕾であるが、 咲いている花を捜しながら歩いて行く。 それほど期待していなかったが、けっこう咲いている。 これほど咲いているとは思わなかった。 . . . 本文を読む

映画『ドライブ・マイ・カー』 ……終わらないで欲しいと願った179分の傑作……

2021年09月06日 | 映画
濱口竜介監督作品である。 濱口竜介監督作品で真っ先に思い出すのは、 2015年に公開された映画『ハッピーアワー』。 ……2015年に公開された日本映画のナンバーワン!…… とのサブタイトルを付してレビューを書いたが、(レビューはコチラから) 2015年以降に公開された日本映画の中でも、 私の中では(今でも)ナンバーワンに輝いている作品である。 上映時間が5時間17分もあるマイナーな作品だっ . . . 本文を読む

天山 ……ツルニンジンが咲き始め、麓ではヒガンバナが多くなってきた……

2021年09月05日 | 天山・彦岳
9月4日(土) なかなかすっきりとした晴れの日がない。 今日も「曇りのち晴れ」の予報であったが、 麓から見る天山は雲にすっぽり覆われていた。 今日は、上宮登山口から歩き出す。 上宮の池の前を通過。 池に近寄ると、鯉が寄ってきた。 数日来の雨で、登山道の階段は水溜りになっていた。 振り返ってパチリ。 時折、雨もぱらつくが、陽も差すという変な天気。 キンミズヒキの花を見 . . . 本文を読む

映画『鳩の撃退法』 ……土屋太鳳、西野七瀬、石橋けい、桜井ユキが好い……

2021年09月02日 | 映画
佐藤正午の同名小説を映画化したものである。 佐藤正午は、1983年に作家デビューして以来、38年間で、 18冊の長編小説と、9冊の短編集と、10冊のエッセイ集を出しているが、 長編小説の半数は、デビュー後数年の間に書かれたもので、 2000年以降の長編小説は7作しかなく、 どちらかというと寡作な作家という印象がある。 20代で作家デビューし、 直木賞を受賞(『月の満ち欠け』)したのも60代にな . . . 本文を読む