この時期、
毎年訪れている“佐賀の平尾台”ともいうべき登吾留山。
自生種のキキョウに逢いたくて、
今年もやってきたのだった。
青い空と、緑の草原。
こんな風景が大好きだ。
クルマバナや、
オミナエシや、
コオニユリが出迎えてくれる。
特に多いのが、カワラナデシコ。
このように色の濃いものもあるが、
白に近い薄い色の花もある。
いいね~
こちらは、ほんのりピン . . . 本文を読む
南アルプスから帰って、
極私的に様々なことがあり、
なかなか山へ行けなかった。
〈久しぶりに天山に登ってみよう〉
そう思って、
天川登山口へ車を走らせた。
平日ということもあってか、
登山口の駐車場には一台の車もなかった。
〈静かな山歩きが楽しめそうだ……〉
そうひとりごちて、
私は、ゆっくりと歩き出したのだった。
〈やっぱり山はいいな~〉
と思う。
緑が優しく私を包み込む。
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7月21日(金)に、
兄の妻のN子さんが亡くなった。
享年62歳。
昨年、直腸がんが見つかり、
約1年の闘病の後の死であった。
7月22日(土)が通夜で、
7月23日(日)が告別式であった。
憔悴した兄、
悲嘆にくれる子供たちを見ているのが辛かった。
〈人間、60歳を過ぎたら、何が起こっても不思議ではない〉
と常々思ってはいるが、
実際に身近な人が亡くなると、
かなりショックを受けるものだ。 . . . 本文を読む
昨年(2016年)、
映画『日本で一番悪い奴ら』を見たとき、
出演シーンは少ないものの、
婦人警官を演じていた女優が強く印象に残った。
〈誰だろう?〉
と思って、公式サイトを見たのだが、
彼女の写真はおろか、名前すら載ってはいなかった。
そこで、独自に調査し、
婦人警官・廣田敏子を演じていたのが、
瀧内公美という名の女優であることを突き止めた。
気になった女優は、写真付きで紹介するのが当ブログ . . . 本文を読む
私は、山の雑誌『PEAKS』が好きで、
中でも「シェルパ斉藤の山小屋24時間滞在記」を毎号楽しみに愛読している。
今から遡ること3年前、
2014年10月号(第50回)の取材先は、船窪小屋であった。
オーナーである松澤宗洋・寿子夫妻は有名で、
船窪小屋にはまだ行ったことのない私でさえ、
その美味しい料理や、
小屋を発つときに鐘を鳴らしてくれるといったことは知っていた。
「シェルパ斉藤の山小 . . . 本文を読む
7月6日(木)part3
7月7日(金)
早くに馬ノ背ヒュッテに着いたので、
小屋番さんから、丹渓新道方面への散策を薦められた。
そこで、カメラだけを持って、出掛けてみることにした。
午後になってややガスってきたので、
展望はイマイチであったが、
風雪に耐えた木々の形が面白く、
なんだかダリの絵を思い出した。
誰に会うこともなく、静かな散策が楽しめた。
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7月6日(木)part2
仙丈ケ岳の登頂を果たした私は、
次に、大仙丈ケ岳へと向かった。
なんて美しい風景なんだろう。
残雪の向うに見える北岳も、喩えようもなく美しい。
こんな風景の中にいられるという幸福感。
チシマアマナや、
ミヤマシオガマ、オヤマノエンドウなどが咲いている。
大仙丈ケ岳への道は、途中から痩せ尾根となり、なかなか険しい。
注意して歩いて行く。
左手に . . . 本文を読む
7月6日(木)part1
早朝、「北沢峠 こもれび山荘」を出発。
仙丈ケ岳へ向けて、ここから登り始める。
シラビソの林が美しい。
4合目を過ぎた辺りで、前方に人影を発見。
昨日「北沢峠 こもれび山荘」で知り合った82歳のスーパーおじいさんだ。
身長184cmで、
80代になってもなお一人でアルプスを登られているカッコイイおじいさんだ。
スキーのインストラクターの資格を持ち、
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7月5日(水)part2
北岳肩ノ小屋を出発し、しばらくしてから振り返る。
ガスが消え、北岳に連なる稜線が見えるようになった。
登山道脇は、お花畑になっている。
なんて素敵な道なんだろう。
小太郎尾根分岐に到着。
なんと、ここからは、富士山が見えた。
「おお~」
と、思わず声が出る。
鳳凰三山も見える。
ズーム。
もしかして、あれは……
もっと、ズーム。
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7月5日(水)part1
台風は夜にうちに通り過ぎ、雨は止み、風も収まった。
梅雨なので、雨は覚悟していたが、
台風は想定外であった。
これも貴重な経験。
今日は、キタダケソウに逢いに行く。
【キタダケソウ】(北岳草 Callianthemum hondoense)
キンポウゲ科キタダケソウ属の多年草。高山植物。
南アルプス北岳の固有種で、高山帯の草地に生育する。
花茎の高さは10-20 . . . 本文を読む