アラン・ブース著『ニッポン縦断日記』(東京書籍1988.10刊)は、私の「歩き旅」のバイブルであり、私が1995年に徒歩日本縦断をするキッカケになった本である。
私はこの本を2冊持っている。
読書用と保存用。
読書用の方は、いつも持ち歩いて、何度も読み返している。
この本を読むと、居ながらにして歩き旅をしている気分になる。
今は絶版になっていて、古書店でもほとんど見ないから、貴重な本と言える。 . . . 本文を読む
最近は何かと忙しい。
今日は、早朝と午後に用事があった。
間に3時間ほど空いている。
この時間を利用して登るしかない。
先日は鬼ノ鼻山に登ったので、今日は天山にしよう。
上宮登山口までは、私の家から車で30分。(往復1時間)
残り2時間は山歩きができる。
夏山訓練にはならないが、体力維持には役に立つ。
それに、いろんな山野草にも逢いたい。
遠くから見ると、天山山頂は雲に覆われていて見えなかった。
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水曜日はいつものように仕事を終えてから佐世保に向かった。
母の認知症は日に日にすすんでいる。
私が行くと、手を取って喜んでくれるのが救いだ。
夜、一人で寝ているのがとても不安のようだ。
誰かが傍にいると安心して眠る。
母は、どんどん子供に還っていく。
今日は佐世保から正午頃帰ってきた。
この時間から登れる山は限られる。
久しぶりに鬼ノ鼻山に登ろう。
鬼ノ鼻山に麓から登る人はほとんど見かけない。 . . . 本文を読む
からつ労山の今月2回目の月例山行は、くじゅうの猟師山と合頭山。
もちろん、森の貴婦人に逢いに……
前日までは晴れていたが、本日の天気は雨。
雨でも出発するのが、わが山岳会の素晴らしいところ。
普通、「生憎の雨」と言ったりするが、私は雨が嫌いではない。
むしろ「好き」と言っていい。
雨は植物の生命力をイキイキと蘇らせる。
晴れの日には見せないような艶めかしさを見せたりもする。
花を撮るには、晴れた . . . 本文を読む
この映画の原作本である『朗読者』(ベルンハルト・シュリンク著)という小説を、私はもう何度読み返したことだろう。
15歳の少年が、母親と言ってもおかしくないような21歳年上の女性と恋に落ちる。
前半は、この少年の初恋の物語として展開する。
だが、中盤、この女性は突然姿を消す。
そして後半、ふたりに終わったはずの戦争が影を落とす……というストーリー。
この作品が、日本で新潮クレスト・ブックスとして訳出 . . . 本文を読む
いつもは木曜日が私の公休日なのだが、ある事情で今週は水曜日が休みとなった。
日曜日は山岳会の仲間との山行が多いのだが、平日の休みは映画に行ったり読書をしたり里山を単独行したりと、いろんなことをして楽しんでいる。
さて17日は何をしようか?
前々日の15日、ネット仲間のそよかぜさんにサグリを入れてみた。
「今週の水曜日(17日)はどこかに登る予定ですか~? いいえ、ちょっと訊いてみただけです♪」(笑 . . . 本文を読む
夏が近づいてきた。
例年の私ならあまり歓迎しないのだが、今年の私は違う。
夏が待ち遠しい。
なぜなら、所属する山岳会の夏の遠征に参加できそうだからだ。
からつ労山では、毎月行っている月例登山とは別に、毎年夏に特別企画がある。
日本アルプスや北海道など、遠くの山に遠征するのだ。
現役バリバリの必殺仕事人(ソウナノカ)の私は、毎年、この夏の遠征を指をくわえて見送っていた。
それが、今年は、なんとか休み . . . 本文を読む
映画の試写会の券を山友から頂いた。
平日、しかも会場は福岡。
6月11日(木)は偶然にも私の公休日。
福岡で買いたいものもあったので、グッドタイミング。
昨日は、仕事が終わって佐世保へ。
今日は午前10時頃に帰宅。
郵便局へ行ったり、野暮用をいくつか済ませ、昼過ぎに福岡へ向かう。
天神では、アウトドアショップをいくつか廻って小物を買い、書店巡りをして本を数冊求めた。
試写会会場であるサンパレス . . . 本文を読む
子供の頃にあまりにも雄大な風景を目にすると、それは子供にとっての神話になる。
それは、大人になってからも折にふれ思い出される。
日々の暮らしに追われている時に、その風景は、自分の中にもうひとつの時間が流れていることを教えてくれ、不思議な心地よさへと誘う。
阿蘇の風景は、そんな子供の頃に感じた神話につながっている。
阿蘇の中岳と高岳に行ってきた。
今日は誰もがくじゅうに行くと言っていた。
「阿蘇の . . . 本文を読む
昨日は仕事を終えるとそのまま佐世保の実家に行き、泊まった。
夜中に頻繁にトイレに行き、その度に私に話しかけてくる母の相手をしていたら、すっかり寝不足になってしまった。
今日は正午頃家に帰ってきた。
そのまま寝ようかとも思ったが、それでは今日という一日がなんだかもったいない気がした。
近くの里山にでも登ろう……そう思って準備をしている時、先日山友から教えてもらったシライトソウの咲く山のことを思い出し . . . 本文を読む