私は、山の雑誌『PEAKS』が好きで、
中でも「シェルパ斉藤の山小屋24時間滞在記」を毎号楽しみに愛読している。
今から遡ること3年前、
2014年10月号(第50回)の取材先は、船窪小屋であった。
オーナーである松澤宗洋・寿子夫妻は有名で、
船窪小屋にはまだ行ったことのない私でさえ、
その美味しい料理や、
小屋を発つときに鐘を鳴らしてくれるといったことは知っていた。
「シェルパ斉藤の山小 . . . 本文を読む
7月6日(木)part3
7月7日(金)
早くに馬ノ背ヒュッテに着いたので、
小屋番さんから、丹渓新道方面への散策を薦められた。
そこで、カメラだけを持って、出掛けてみることにした。
午後になってややガスってきたので、
展望はイマイチであったが、
風雪に耐えた木々の形が面白く、
なんだかダリの絵を思い出した。
誰に会うこともなく、静かな散策が楽しめた。
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7月6日(木)part2
仙丈ケ岳の登頂を果たした私は、
次に、大仙丈ケ岳へと向かった。
なんて美しい風景なんだろう。
残雪の向うに見える北岳も、喩えようもなく美しい。
こんな風景の中にいられるという幸福感。
チシマアマナや、
ミヤマシオガマ、オヤマノエンドウなどが咲いている。
大仙丈ケ岳への道は、途中から痩せ尾根となり、なかなか険しい。
注意して歩いて行く。
左手に . . . 本文を読む
7月6日(木)part1
早朝、「北沢峠 こもれび山荘」を出発。
仙丈ケ岳へ向けて、ここから登り始める。
シラビソの林が美しい。
4合目を過ぎた辺りで、前方に人影を発見。
昨日「北沢峠 こもれび山荘」で知り合った82歳のスーパーおじいさんだ。
身長184cmで、
80代になってもなお一人でアルプスを登られているカッコイイおじいさんだ。
スキーのインストラクターの資格を持ち、
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7月5日(水)part2
北岳肩ノ小屋を出発し、しばらくしてから振り返る。
ガスが消え、北岳に連なる稜線が見えるようになった。
登山道脇は、お花畑になっている。
なんて素敵な道なんだろう。
小太郎尾根分岐に到着。
なんと、ここからは、富士山が見えた。
「おお~」
と、思わず声が出る。
鳳凰三山も見える。
ズーム。
もしかして、あれは……
もっと、ズーム。
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7月5日(水)part1
台風は夜にうちに通り過ぎ、雨は止み、風も収まった。
梅雨なので、雨は覚悟していたが、
台風は想定外であった。
これも貴重な経験。
今日は、キタダケソウに逢いに行く。
【キタダケソウ】(北岳草 Callianthemum hondoense)
キンポウゲ科キタダケソウ属の多年草。高山植物。
南アルプス北岳の固有種で、高山帯の草地に生育する。
花茎の高さは10-20 . . . 本文を読む
7月4日(火)
白根御池小屋で朝食をいただき、
朝早くに出発する。
外は雨が降っており、
レインウェアの上下を装着しての歩行。
ここから草すべりの急登が始まる。
ゆっくり登って行く。
斜面には残雪も見られる。
途中、下ってくる若者二人に出会う。
白根御池小屋でテント泊し、
早朝に北岳山頂を目指したが、
雨が激しくなってきたので引き返してきたとのこと。
その後も、下 . . . 本文を読む
7月上旬に連休が取れることになり、
7月3日(月)から7月7日(金)の5日間、
南アルプスの北岳と仙丈ケ岳を歩いてきた。
なぜ北岳と仙丈ケ岳なのかは、後ほど語るとして、
7月2日(日)に仕事を終えた私は、
すぐに電車に飛び乗り、
新幹線や夜行バスを乗り継いで、
翌朝(7月3日)、甲府駅に到着。
甲府駅から再びバスに乗り、
北岳の登山口である広河原に降り立ったときには、
すでに午前11時頃にな . . . 本文を読む