一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

映画『建築学概論』 ……スジとハン・ガインが魅力的な、切ない初恋の物語……

2013年05月29日 | 映画
建築学概論……とは、 なんとまあ、無味乾燥なタイトルではあるが、 これが、驚いたことに、 “初恋”を美しく繊細に描いた、 珠玉のラブストーリーなのである。 韓国で昨年(2012年)公開されるやいなや、 恋愛映画にも関わらず、 特に男性たちが“泣ける”と熱狂し、 爆発的クチコミと、驚異的なリピート率で、410万人を動員したとか。 『頭の中の消しゴム』(256万人)、 『私たちの幸せな時間』(313 . . . 本文を読む

黒髪山系逍遙 ……ごく稀にしか見ることができないあの花を求めて……

2013年05月25日 | 黒髪山系
今日、 東京に住んでいる次女が、 友人の結婚式出席のため、 子供を連れて佐賀に帰って来ることになっている。 通常、私は、土曜日は仕事をしているのだが、 佐賀空港まで迎えに行かなければならないので、 今日は休みを取った。 午後の便での到着予定なので、 午前中は山へ行くことにした。 この時期、 黒髪山系には、 ごく稀にしか見ることができない花がいくつか咲いている。 それを見に行くことにしよう。 ま . . . 本文を読む

雲仙普賢岳・国見岳・妙見岳 ……ミヤマキリシマとヒカゲツツジを楽しむ……

2013年05月22日 | その他・佐賀県外の山
4月28日に寂地山へカタクリの花を見に行って以来、 ヤスさんとなかなか休みが合わず、 というか、 私と違って、会社で重要なポストにいるヤスさんは、 なかなか休みが取れず、 このところ一緒に山へ行けずにいた。 数日前に、 「22日(水)に休みが取れました~」 と連絡があり、 本日の山行が決まった。 ネット仲間の花情報を見ていると、 雲仙のミヤマキリシマが見頃を迎えつつあるようだ。 もしかしたら . . . 本文を読む

徒歩日本縦断(1995年)の思い出・第15回「余市~長万部」 ……文学の道……

2013年05月19日 | 徒歩日本縦断(1995年)の思い出
「徒歩日本縦断の思い出」は、 第14回「小樽」の記事を載せた後、 久しく更新が途切れていた。 その間、 「徒歩日本縦断の記事はまだですか~」 という声を、幾度となく聞いた。 公私ともに忙しく、 なかなか「徒歩日本縦断」の記事にまで手が回らないでいた。 申し訳ない。 〈20年近くも前の昔話など誰も興味がないだろう……〉 と思っていたら、案外ファンが多いのに驚いた。 楽しみにしている人が少なからずいる . . . 本文を読む

映画『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』 ……尾野真千子の魅力全開……

2013年05月15日 | 映画
映画『探偵はBARにいる』は、2011年の9月に見た。 大泉洋演じる二枚目半の主人公・探偵と、 松田龍平扮する相棒・高田の名(迷?)コンビが愉快であったし、 ヒロインである謎の美女・小雪の美しさにも魅了され、 とても面白く見ることができた。 そのレビューを、私は、次のような言葉で締めくくっている。 軽快でテンポが良く、ユーモアも随所にちりばめられていて、とても面白く見ることができた。 ハードボ . . . 本文を読む

登吾留山 ……白い妖精たちの森へ……

2013年05月12日 | 登吾留山
50代も後半になり、 人生の残り時間をちょっと気にするようになった。 あと、どのくらい本が読めるだろう? あと、どのくらい映画を見ることができるだろう? あと、どのくらい山に登ることができるだろう? 両親が亡くなり、 休日の時間は、ある程度自由に使えるようになった。 一日まるごと「自由」という日も珍しくなくなった。 そうなると、人間というのは欲深いもので、 あれもしたい、これもしたいと思うよう . . . 本文を読む

平戸街道(早岐宿~佐世保) ……私にとってのロマンチック街道……

2013年05月08日 | その他・佐賀県外の山
そよかぜさんが企画・実行されている平戸街道紀行のレポを興味深く拝見していた。 前回が早岐で終わり、 次回は「早岐から佐世保まで」とのことなので、 私も参加してみたいなと思った。 佐世保で生まれ育った私としては、 この早岐~佐世保間は、思い出の道なのだ。 この区間に限っては、 平戸街道ならぬ、ロマンチック街道、 あるいは、センチメンタル街道なのである。(な~んちゃって) そよかぜさんに申し込むと、快 . . . 本文を読む

井原山~雷山縦走 ……縦走路のコバノミツバツツジを存分に楽しむ……

2013年05月05日 | 背振山系
井原山のコバノミツバツツジは、 昔はよく見に行っていた。 だが、2007年を最後に、行かなくなっていた。 2006年に、某雑誌の特集で井原山が紹介され、 急激に登山者が増えたからだ。 人の多い山はあまり好きではないので、 〈もういいかな……〉 と思う気持ちが強くなったことによる。 今日(5月5日)は山へ行く予定はなかったのだけれど、 遊びに来ている長女と子供たちは、 私の配偶者と一緒に買い物に行 . . . 本文を読む

登吾留山 ……キンランの群れ咲く森へ……

2013年05月03日 | 登吾留山
5月2日の夜から、4泊5日の予定で、 長女が子供2人を連れて遊びに来ている。 長女の子供は2人とも男の子なので、元気が良い。 普段は配偶者と2人きりなので、 孫が来ると、とても賑やかになる。 今日(5月3日)の昼間、 娘と孫たちは、買い物がてら、 近くのショッピングセンターで催される「アンパンマンショー」に行った。 素晴らしい天気なので、 私もその間、近くの山を花散策することにした。 新緑が . . . 本文を読む

映画『図書館戦争』 ……岡田准一と榮倉奈々の魅力あふれるラブコメ……

2013年05月01日 | 映画
ブログ「一日の王」は、 一応、「登山」と「映画」と「読書」を三本柱としているが、 本の紹介はたまにするくらいで、 現在は、「登山」と「映画」がほとんどになってしまっている。 それは、「登山」のレポや「映画」レビューに比べ、 ブックレビューがはるかに時間がかかるからである。 情けないことに、 〈そんな時間があったら、もう一冊読める〉 と思ってしまう。 だから、ブログだけ見ていると、 「タクさんて、登 . . . 本文を読む